大阪工機(3173・JASDAQスタンダード)

2013/07/18

切削工具を柱に国内外で成長が見込める専門商社
ベーシックレポート

㈱ティー・アイ・ダヴリュ  高田 悟

商品力、提案力、在庫力、直販・卸2 つの販売形態が強み
2012 年3 月上場の切削工具に特化した専門商社。切削工具が売上の 大半を占める。切削工具は工作機械の先端に装着され、金属表面に溝 や穴を入れたりあけたりする加工に使われる。工具は加工速度や生産 性に直結する重要な部材である。当社は 世界シェアの6 割をカバーする国内外の有力 メーカーの商材を取り扱う他、国内には類似 品のない商材を自社ブランドとして発売する。 豊富な品揃え、即納体制構築に加え、顧客の 生産性向上に寄与する高い提案力、直販と卸 の販売ルート2 つを持つ等の強みを活かし、 成熟する市場で着実にシェアを伸ばしてきた。

14/3 期は切削工具回復により営業過去最高益更新の見込み
13/3 期は主力切削工具の国内需要減、国内外での拠点強化に伴う先 行費用や上場による費用増などにより営業減益となった。しかし、14/3 期は主力の切削工具回復が牽引し、営業利益は過去最高益更新を当社 は計画。切削工具事業で前期比15%増収を予想。柱の自動車業界向け 堅調に加え、新商材の航空機業界向け増などが大幅増収に寄与する。 海外事業は同40%増の増収を見込むが、新拠点立ち上げ費用が影響、 赤字にとどまる見込み。TIW は主に前期割れを見込む当社耐摩工具事業 計画を保守的と考え、当社計画を上回る着地を予想。

東日本地域での拡販と海外伸長が期待できる
TIW は耐摩工具事業をキャッシュ・カウに、切削工具で従来手薄であっ た国内東日本地域の戦略的な開拓による拡販、競合に先行する海外展 開が、当社の中期的業績拡大を牽引すると考える。国内切削工具市場 は製造業の海外移転により伸び悩みが想定される。こうした環境は当 社にとって、M&A による新たな成長のオポチュ二ティと見る。

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