アサカ理研(5724・JASDAQスタンダード)

2013/06/28

貴金属回収が主力。独自技術を生かし新規事業を育成
ベーシックレポート

㈱QBR 中村 宏司

貴金属の回収・精製、工業用薬品の再生販売を手掛ける
電子部品屑等から貴金属を回収する貴金属事業(12 年9 月期売上高 構成比91%)と、エッチング廃液を再生し、銅を回収する環境事業(同 7%)が主たる事業。主力の貴金属事業では、 製造工程で発生した不良品、基板屑や 廃薬品からの貴金属を回収する。また、 水晶デバイスメーカーで使用される 成膜装置の治具・部品を精密洗浄し 機能を再生させるとともに、治具に 付着した有価金属の回収も行っている。

今新規事業の育成に積極的に取り組む
コア技術である貴金属・レアメタルの選択的剥離技術、溶媒抽出法 による分離・精製技術、環境汚染物質を分解する触媒技術を生かした 新規事業の育成に積極的に取り組んでいる。QBR ではコア技術を生かし た新規事業の推進により、収益性の向上が期待できると考えている。

今期は採算改善進み増益へ。来期も増益を予想
QBR では13 年9 月期通期の連結業績見通しについて、売上高を11,200 百万円→9,500 百万円(前期比27%減)、営業利益を265 百万円→300 百万円(同20%増)と、従来予想を修正した。取引形態の変更に伴う 影響や主要顧客である電子部品工業分野の生産が低迷していることか ら売上高を減額。上期が想定以上に採算改善が進んだことから営業利 益は増額した。半期ベースで営業利益は回復してきており、下期の営 業利益は前年同期比で5 半期ぶりに増益に転じる見込みである。 続く14 年9 月期については、売上高9,650 百万円(13 年9 月期QBR 予想比2%増)、営業利益330 百万円(同10%増)を予想する。緩やか ながら電子部品工業分野の生産活動も回復に向かい、新規事業の立ち 上がりにより、全体として増収増益になると考える。

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