クリップコーポレーション(4705・JASDAQスタンダード)

2013/06/28

住宅立地型の学習塾を全国展開、試練の一年
ベーシックレポート

㈱アドバンスト・リサーチ・ジャパン 山田 義久

収益性堅持の経営方針を堅守
株式会社クリップコーポレーションは、中部地方を地盤に学習塾、サ ッカー教室の経営を行っている。小中学生を対象とした個別対応指導 塾クリップ、高校受験を主目的とする集団指導型の学習塾螢雪ゼミナ ール、幼児から小学校低学年を対象としたサッカー教室を運営する。 事業運営において、井上代表の経営方針が明確に表れており、教室の 新規開設と同時に不採算教室の閉鎖も行い、収益性を維持しながら事 業の拡大を目指している。よって、各事業とも顧客単価が大きく変動することがないので、顧客数(=生 徒数)の伸びが同社の収益ドライ バーとなる。 一方、足下の状況では各事業とも 生徒数が伸び悩んでおり、今期ど のような施策により、新規生徒を 獲得するかが焦点となる。

今期(2014 年3 月期):試練の一年に
今期(2014 年3 月期)については、競合他社の進出、新規教室開設の 凍結、不採算教室の閉鎖等により、個別対応指導塾クリップ、螢雪ゼ ミナール、サッカー教室ともに生徒数が伸び悩んでいる。事業全体の 収益性は堅守されているものの、生徒数の減少分売上が減少するので、 大幅な増収増益を達成するのが難しい試練の一年となるとみられる。

中長期的展望:生徒数獲得が最大の課題
同社の中長期的展望に関しても、生徒数がどのように推移するかが一 番のキーとなるが、後述の通り個別対応指導塾クリップ、螢雪ゼミナ ール、サッカー教室とそれぞれ低迷の理由が異なる以上、各事業につ いてドラスティックな施策を講じ、生徒数を伸ばせるかが、来期以降 の業績のポイントとなろう。現時点では中長期的な成長ストーリーは 明確化していないが、井上代表のリーダシップにより、新たな成長ス テージに進むことを期待したい。

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