和田興産(8931・JASDAQスタンダード)

2013/06/26

大型物件の取組み強化により成長加速へ
ベーシックレポート

㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

阪神エリアが地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着の中堅マンションディベロ ッパー。神戸市の供給戸数は12 年連続首位を継続中。近畿圏では概ね 10 位以内。30~40 戸の中小型物件を中心に回 転重視の経営方針。不動産賃貸業からスター トしたことから自社の販売部隊を持たず、販 売を外部委託している。結果、固定費が抑制 されており、市況の変化に柔軟に対応できる。
賃貸事業は賃貸ワンルームマンション中心 のポートフォリオで稼働率、賃料とも安定的。 業績の安定性は比較的高いといえる。

14/2 期はマンションの粗利益率低下を引渡戸数増でカバー
13/2 期はほぼ会社計画通りで着地。マンションの引渡戸数は653 戸 (前期比68 戸増)と増加したが、マンションの粗利益率が19.6%(同 1.4pt 減)と低下したことを主因に、営業利益は26.5 億円(同3.2% 増)にとどまった。14/2 期は労務逼迫による建築費の上昇を受け、マ ンションの粗利益率が17%程度まで低下する見込み。これをマンショ ンの引渡戸数が780 戸(同127 戸増)と増加することでカバーし、営 業利益は28.0 億円(同5.6%増)の計画。販売は好調で、期初時点で 引渡予定戸数の約8 割まで契約が進捗している。会社業績予想は、販 促費などの想定が保守的なことから、やや上回るだろう。

大型プロジェクトの取組みを強化
震災後の建築費の上昇を受け、中小型物件よりも施工効率の改善を 図りやすい大型物件の取組みを強化する方針を打ち出している。今年2 月から3 月にかけ当社としては過去最大となる予定総戸数477 戸の超 大型用地を含め、100 戸以上の用地を3 件仕入れた。三宮の超大型案件 は16/2 期の引渡になる予定で、16/2 期は引渡戸数が1,000 戸前後、営 業利益が43 億円程度になると予想する。

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