ワッツ(2735・JASDAQスタンダード)

2013/05/30

ローコスト経営で成長続く。タイなどアジア展開に注力
ベーシックレポート
㈱QBR 堀内 敏成

100 円ショップ業界4 位。タイに続く2 カ国目へ出店目指す
100 円ショップ業界で、大創産業(非上場)、セリア(証券コード2782)、 キャンドゥ(同2698)に続いて売上高第4 位。直営を中心とする小型 店(平均店舗面積約230 平方メートル)を小商圏に展開。売価100 円 均一を維持。海外ではタイで60 バーツ均一店「こものや」を展開し、 2 カ国目への出店を目指す。

「低マージン・低コスト型」の収益構造
同社の収益構造は、比較的低い売上総利益率ながら、人件費中心にロ ーコストオペレーションを徹底する「低マージン・低コスト型」。小売 各社にとり、原価上昇(円安、新興国のコスト上昇)が見込まれる事 業環境下、堅実な収益構造が業績拡大に寄与しよう。

ローコスト経営を徹底、営業増益続く
100 円ショップ業界が成熟化の様相を呈するなか、同社はローコスト経 営を推進し、連結決算採用後12 年8 月期まで7 期連続営業増益を達成。 12 年8 月期は、前年の11 年8 月期に震災発生に伴う日用雑貨のまとめ 買い需要増などで販売が伸びた反動が表れたものの、ローコスト経営 を徹底することで営業増益を達成。続く13 年8 月期上期も、直営既存 店売上高が前年同期比1.1%の減少にとどまったものの、同15%の営 業増益を確保した。
中期的には、(1)タイなどアジアでの事業展開、(2)食品ディスカウ ントストア大黒天物産との合弁による業態「バリュー100」の拡大、が 注目される。タイでは現地企業との合弁による多店舗化を推進する意 向。国内では直営店の順調な出店に加え、大黒天物産との協業が軌道 に乗れば、国内での新たな成長の柱として期待できよう。

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