日進工具(6157・JASDAQスタンダード)

2013/04/24

需要回復が鈍い。QBR予想を下方修正
リサーチノート
㈱QBR 谷林 正行

13/3期は営業増益の計画が一転、減益へ
会社側は4月19日に13年3月期の連結実績見込みを公表した。期初に発表した計画を下方修正し、売上高は6,190百万円→5,990百万円(12/3期比4%増)、営業利益は1,020百万円→920百万円(同4%減)とした。営業利益は増益計画が一転、減益見通しに。年度半ば以降、自動車産業の減産やスマートフォンなどの新製品向け部品の需要が下振れするなど厳しい状況にあったが、2月頃にはやや回復の兆しがみられ、円安・株高などにより回復のピッチが加速するとみていたが、3月に入っても想定ほどには需要が拡大しなかったため、計画未達となる公算が大きくなったとしている。

QBR予想は14/3期も暫定的に下方修正
 QBRの13年3月期連結予想も会社側の実績見込みと同額に下方修正した。売上高は6,200百万円→5,990百万円、営業利益は1,020百万円→920百万円。事業環境の悪化を受け、第3四半期決算発表後に減額したが、2月に需要がやや持ち直してきたことなどのためにほぼ会社側期初計画と同水準への修正にとどめた。しかし、回復力は想定よりも鈍かった。なお、東日本大震災後にはユーザーおよび代理店が工具の在庫を積み増す動きが強まり、一時は半年先まで生産計画が埋まるほどだったが、最近では商談が短期化してきた。このため、会社側でも業績を正確に見通すことが難しくなってきたようだ。
  QBRでは、14年3月期連結予想も暫定的に下方修正する。売上高は6,500百万円→6,300百万円(13/3期QBR予想比5%増)、営業利益は1,100百万円→1,000百万円(同9%増)。円安などによりユーザーの事業環境は好転しているため増収・営業増益予想としているが、代理店などが在庫を圧縮する傾向があるため、同社製品の工具類の需要が本格的に高まるには時間が掛かる可能性がある。5月13日に予定されている決算発表後に改めて見直すが、現時点では従来の想定よりも慎重にみておきたい。

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