VTホールディングス(7593・JASDAQスタンダード)

2013/03/27

今期収益はほぼ会社計画線通り
アップデートレポート
㈱アドバンスト・リサーチ・ジャパン 遠藤 功治

今期営業利益は78億円と想定通り、そして配当増額
期初から会社側の収益予想は全く変化していない。今期会社計画の営業利益は前期比約12億円増益の78億円だが、実際の着地もほぼこの線となりそう。日産車の販売が当初想定を下回って推移しており、第3四半期決算までは、若干だが期初計画に達しない懸念もあったが、第4四半期から株高・景況感の回復等により、販社への来店客が増加している。ホンダ車の販売は軽自動車を中心に好調。昨年買収した埼玉の日産系販社は想定以上の利益寄与が見込まれることから、最終的には、今期業績はほぼ会社想定通りとなろう。増益幅のうち、既存事業で4億円、新規M&Aによる上乗せが8億円程度と推測する。好調な業績を背景に、従来26円としていた今期配当金を30円に増額することも発表した。

新規M&A案件は来期に期待
今期に入る新規M&A案件は無い模様。一つには、今期の日産系販社の収益が、新車販売の不振により非常に悪化していることが挙げられる。 M&A価格算定の元となる直近決算の収益が悪いとなれば、当然販社買収の価格が低下することが容易に想像出来る。昨年度決算ではなく、より業績の悪い今年度決算ベースで買収を検討する方が、当社にとっては必要資金が少なくて済む。経営陣のM&Aに対する積極性には全く変化が無いことから、憶測の域は出ないものの、来期にかけてまた新たなM&A案件が出る可能性を期待したい。M&Aが無くとも、既存の収益は来期も堅調と見られ、営業利益で100億円程度との従来からの予想に変更は無い。

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