翻訳センター(2483・JASDAQスタンダード)

2013/02/13

受注環境好調続く、M&A による業容拡大も
ベーシックレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 藤根 靖晃

事業拡大に向け5つの重点施策を推進
産業翻訳の最大手。特許、医薬、工業、金融の4分野に強みを持つ。リーマンショック以降の業績停滞期から脱却し、11/3期より業績は再び拡大基調に入っている。9月に翻訳者・通訳者の紹介・派遣、国際会議の企画・運営等を手掛けるアイ・エス・エス(及びその子会社2 社)を買収により子会社化した。事業領域の拡大とともに、翻訳事業や翻訳者育成面でのシナジー効果を見込む。

「第二次中期経営計画」を策定
2012年9月に新中期計画を策定した。企業ビジョンを「すべての企業を世界につなぐ言葉のコンシェルジュ」と定め、重点事業として1)事業領域の拡大[アイ・エス・エス(ISS)子会社化]、2)専門性の強化[ローカライゼーション、特許出願支援、メディカルライティング]、 3)翻訳制作体制の強化[品質マネジメントシステムの構築、翻訳プラットフォームの進化]、を推進する。業績目標としては2015年3月期に売上高100億円、営業利益7 億円を計画している。営業利益面では買収した ISSの寄与を殆ど見込んでいないことからシナジーの発現によっては、さらなる成長が期待できる。

2013年3月期は先行負担から会社計画達成には不透明感
13/3期3Q累計業績(4-12月)は、前年同期で売上高は31.8%増、営業利益は2.4%減となった。売上高に関しては翻訳事業が順調であることに加えて、ISSの連結化が寄与した。しかし、利益面では3Q(10-12月)に人員増強(15人)を行ったことからやや伸び悩んだように見える。1Q(4-6 月)において本社移転コストが計上されていることもあり、通期計画達成のためには4Q(1-3月)で確保すべき売上・利益のハードルが高くなっている。しかし、受注環境は変わらず好調が続いている模様であり、人員補充も今後の事業拡大を見込んだ先行負担と捉えられるだろう。

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