いちごグループホールディングス(2337・JASDAQスタンダード)

2013/02/05

追加金融緩和などにより事業環境は一段と好転
ベーシックレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

独立系の不動産ファンド運用会社
旧社名アセット・マネジャーズ・ホールディングス。私募不動産ファンド、REITの運用が主力。2012年11月末のAUM(運用資産残高)は3,215億円。米サブプライムローン問題に端を発する金融危機により、不動産や国内外企業への自己勘定投資で打撃を受けたが、2008年のいちごトラストの経営参画による資本増強、資産圧縮により経営危機を脱した。企業投資からは撤退し、フィービジネスのファンド運用事業に回帰するとともに、企業買収などにより安定的な周辺事業を強化している。

13/2期業績は会社予想を上回る可能性が高いだろう
13/2期3Q累計(3-11月)業績は通期会社業績予想を上回るペース。ファンドへのエクイティ出資からのインカム配当が稼働率改善などにより想定以上に好調なほか、期初に見込んでいなかった海外株式の売却益を約2億円したことなどによる。市場への物件放出が少なく、物件取得は遅れ気味でAUMは前期末から減少しているが、4Q(12-2月)に入って、物件取得による新規ファンド組成が進んでいる。追加金融緩和やオフィス市況の底打ち感を受けた不動産の流動性向上による物件取得機会の増加に期待したい。また、系列REITのいちご不動産投資法人(8975)は投資口価格の上昇によりPO(公募増資)の条件が整いつつあり、AUM拡大への貢献が期待されるようになってきた。

メガソーラー事業に参入
2012年11月にメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業のベンチャー企業であるソーラーウェイ社を買収。3月末までに23件、30MW(メガワット)の認可獲得を計画している。総事業規模は90億円程度、NOI(減価償却・金利控除前利益)利回り10%を見込んでいる。当社のエクイティ出資は15億円程度を予定しており、ファンド化も模索するもよう。東証のインフラファンド市場創設時には上場も検討している。

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