一建設(3268・JASDAQ スタンダード)

2012/11/20

マンション分譲、城南建設が業績を牽引
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

首都圏の建売住宅の在庫は高水準ながら需要は底堅い
金融緩和を受けた資金調達環境の一段の好転を受け、パワービルダーや地場工務店は戸建分譲(建売)の供給を増やしており、首都圏を中心に供給過剰感がある。一方、住宅ローン金利が非常に低位で推移していることやローン減税など住宅支援に係る政策支援を受け、低価格住宅の需要は底堅く推移している。パワービルダー各社とも在庫回転率を重視し、柔軟な価格調整を行っていることもあり、市場在庫は高水準ながら需給の均衡が大きく崩れるには至っていない。分譲用地の取得競争激化や震災の復興需要を受けた外注労務費の上昇により売上原価率は上昇気味。競争激化から販売価格への転嫁は困難で売上総利益率には低下圧力がかかっている。パワービルダーには利益率低下をボリューム増でカバーしようとする動きがみられ、今後の販売、在庫の動向が注目される。

13/1期業績は売上高が計画未達でも利益は計画線になろう
2月に城南建設を買収したことに伴い13/1期1Q(2-4月)から連結決算に移行。2Q累計(2-7月)業績は売上高1,301億円(前年同期比 25.1%増)、営業利益110億円(同6.6%増)。城南建設の連結化やマンション分譲の引渡戸数の急増が牽引し、大幅増収。主力の戸建分譲の売上総利益率は13.6%(同0.8pt 減)と悪化だが、12/1期3Q(8-10 月)の12.5%を底にやや改善傾向。通期会社業績予想は据置き。当社及び城南建設の戸建分譲の売上計画は過大な感があるが、城南建設の販管費削減やマンション分譲の利益率が想定より強含みなことなどから利益は会社計画を達成できよう。

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