いちご<2337>22/2期の物件売却益は4Qに集中する見通し

2021/11/30

22/2期の物件売却益は4Qに集中する見通し

アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン 堀部 吉胤


レジデンス16物件のバルクセールの引渡は4Qに後ずれ

22/2期会社業績予想は前期に引続きレンジ予想となっており、純利益の予想は50~80億円(前期比0.5%減~59.1%増)。下表では中央値を記載。2Q累計(3-8月)の純利益は17.3億円(前年同期比37.7%減)。物件売却が下期偏重の計画のため物件売却益が減少したことや、当社保有物件で最大の「トレードピアお台場」の稼働率低下などによる賃貸収益の減少により進捗率は低い。3Q(9-11月)も物件売却の進捗は限定的だったと推測される。9月30日に短期回転型のいちごオーナーズのレジデンス16物件、177億円のバルクセールがリリースされ(推定売却総利益20億円規模)、3Qに引渡予定だったが、事務手続きの遅れから4Q(12-1月)に引渡が後ずれするなど、物件売却は4Qに集中する見通し。

ホテルの売買市場の回復は遅れ気味
7月14日の1Q(3-5月)決算発表時には、ホテルの売買市場がポストコロナを見据えて動き出したことからレンジ予想の上限かそれ以上も可能との見方を会社側は示していたが、その後、コロナの感染が急速に再拡大したことを受け投資家が再び様子見姿勢を強めたことからレンジの下限はクリアできるというように会社側の見通しはトーンダウンしている。国内のコロナ感染状況は10月以降沈静化しており、ホテルの売買市場の回復を期待したいところだが、欧州などでのコロナ感染再拡大に加え、ここにきて南アフリカで懸念すべき新変異型が出現し、先行き不透明感が漂っている。売り急ぎはしないとみられることから今来期の売却益の予想を前回予想から保守的に見直した。

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