和田興産<8931>販売は順調で22/2期業績は会社予想を上振れよう

2021/10/05

販売は順調で22/2期業績は会社予想を上振れよう

ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン 堀部 吉胤


神戸・阪神間地盤の中堅マンションディベロッパー

神戸・明石・阪神間を中心とした地域密着の中堅マンションディベロッパー。姫路や大阪にも供給エリアを拡大中。マンションブランドは「ワコーレ」。累計供給戸数は21/2期末で19,489戸(511棟)。近畿圏供給ランキングは毎年10位以内で推移。30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費が少なく市況の変化に柔軟に対応しやすい。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心のため安定的に推移。戸建分譲も手掛けるほか、収益アパートの開発・販売を拡大中。

上期業績予想は上方修正されたが通期予想はひとまず据置き
9月17日に22/2期上期業績予想の上方修正が発表された。収益アパートの販売が前倒しで進展したことを主因に売上高は6億円の上方修正。営業利益は3億円の上方修正。増収に加え、分譲マンション販売が好調に推移し値引きが少なく済んだことによる。今期は分譲マンションの竣工が4Q(12-2月)に集中しており、引渡戸数をまだ見極めにくいことから通期会社業績予想はひとまず据置かれた。引渡予定戸数は保守的な予想になっていることや、マンションの粗利益率が上振れ含みであることから通期予想は上振れる可能性が高いだろう。

23/2期はマンションの引渡戸数増を背景に業績続伸見込み
22/2期1Q(3-5月)に好採算の12億円の大型素地売却があり、23/2期はこの反動減が厳しいが、分譲マンションの引渡戸数が22/2期竣工物件の期ずれにより増加するとみられ、大型素地売却の反動減を吸収し業績は小幅続伸となろう。用地価格や建築費の上昇によりマンション価格は高騰しているが、在宅時間増加による住宅への関心の高まりや、超低金利継続などを背景に販売は堅調に推移している。住宅取得に関わる税優遇などの縮小や、株式市場急落による逆資産効果の懸念はあるが、マンション市況が急激に悪化する懸念は乏しいだろう。

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