サワイグループホールディングス<4887>日本事業がけん引、今来期とも増収・増益予想

2021/07/26

日本事業がけん引、今来期とも増収・増益予想

ベーシックレポート
(株)QUICK 真下 弘司

ジェネリック医薬品メーカー大手
ジェネリック医薬品(GE)メーカー大手の沢井製薬の持株体制移行により2021年4月1日付で設立。安定供給や品質確保の源泉となる工場は全国6拠点で、年間生産能力は約155億錠と業界トップクラス。全国に開設した9支店・10営業所を核に、広域卸約40社、販売会社約60社を中心とした販売網を構築。MR(医薬情報担当者)約380名に加えて、24時間365日対応の医療関係者向け医薬品情報センターやWEBサイトでも情報提供活動を展開。米国は17年5月に買収したアップシャー・スミス・ラボラトリーズ社(USL)で事業展開。

21/3期は3%増収、30%営業減益
沢井製薬の21/3期の連結業績(IFRS)は、売上収益が前期比3%増の1872億円、営業利益は同30%減の189億円。セグメント別にみると日本は売上収益が同7%増の1536億円、営業利益は同8%増の263億円。競合品の少ない品目を中心に21/3期に発売した新製品が順調に推移。米国は売上収益が同12%減の336億円、営業損益は74億円の損失(20/3期は24億円の利益)。新型コロナの影響や既存品への競合参入、事業環境悪化で減損損失56億円を計上し赤字に転落。

日本事業がけん引し増収・増益
QUICK企業価値研究所予想の22/3期の連結業績は、売上収益が2080億円、営業利益は292億円。続く23/3期は、売上収益が同8%増の2240億円、営業利益は同3%増の300億円を予想する。
22/3期は21年4月の薬価改定の影響はあるが、前期および今期発売予定の国内新製品の貢献、米国における工場売却益の計上、減損損失がなくなり増収・増益予想。23/3期は22年4月の薬価改定の影響は懸念されるが、日本事業の安定した成長を見込み増収・増益を予想する。

 

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