ファーマライズホールディングス<2796>3Q累計の営業利益は前年同期並みを確保

2021/06/28

3Q累計の営業利益は前年同期並みを確保

リサーチノート
(株)QUICK 真下 弘司


新型コロナの影響で3Q 累計は調剤薬局事業が苦戦

21/5 期3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比横ばいの385 億円、営業利益は同1%減の7.6 億円、前年同期はグループ再編に伴う税効果会計の影響等から法人税等調整額▲4.5 億円を計上した反動で純利益は同84%減の1.1 億円なった。新型コロナや薬価改定等の減収要因はあったが、前期に連結子会社化したヘルシーワーク等の貢献で売上高は横ばい。調剤薬局事業は苦戦したが、経費削減などで補い営業利益は前年同期並みを確保した。
セグメント別にみると調剤薬局事業は売上高が同2%増の312 億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同17%減の8.7 億円。新規連結子会社により増収だが、新型コロナの影響(受診抑制や処方日数の長期化など)で既存店が苦戦。処方せん単価は上昇したが、処方せん枚数が落ち込み採算も悪化。物販事業は売上高が同11%減の60 億円、セグメント損益は18 百万円の損失(前年同期は1.3 億円の損失)。新型コロナの影響はあるが、不採算店舗の閉店や経費削減により損失幅が縮小。

会社計画・企業価値研究所予想とも変更なし
QUICK 企業価値研究所予想の21/5 期通期の連結業績は、売上高が前期比2%増の522 億円(会社計画は519 億円)、営業利益は同28%増の13.2 億円(同11.9 億円)。3Q までの業績は売上高・営業利益とも前年同期並みにとどまったが、前期4Q は新型コロナの影響を大きく受け業績が低迷していたこと、前期までに実施した構造改革の成果が着実に表れていることなどから前回予想を据え置く。新規連結子会社の寄与、物販事業の黒字化等から増収・増益を見込んだ。低採算・重複店舗の閉局・閉店による収益性の向上を見込み売上高・利益とも会社計画を若干上回る水準を予想する。
続く22/5 期の当研究所予想も売上高が前期比3%増の536 億円、営業利益は同18%増の15.6 億円と前回予想を据え置く。ワクチン接種の進捗とともに新型コロナは収束に向かう(マイナス影響は徐々に緩和)ことを前提に、調剤薬局事業の安定した成長と物販事業の利益貢献等から増収・増益を予想する。

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