新田ゼラチン<4977>ゼラチンの国内最大手メーカー

2021/06/25

ゼラチンの国内最大手メーカー

ベーシックレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟


ゼラチンの国内シェア約6 割を占める
国内シェア約6 割を占めるゼラチンの最大手。世界でも5 位のシェアを持つ。フードソリューション分野では、食品用のゼラチンやペプチドなどを製造、販売。ヘルスサポート分野は、健康食品や医薬品向けのカプセル用ゼラチンが主力。スペシャリティーズ分野では写真用・工業用のゼラチンなどを手掛ける。

21/3 期は国内販売の低迷で2 桁営業減益に
21/3 期の連結業績は、売上高が前期比12%減の306 億円、営業利益が同20%減の14 億円で着地。フードソリューション分野がコラーゲンケーシング事業からの撤退と国内での販売不振で大幅な減収となったほか、スペシャリティーズ分野の売上高も接着剤の需要低迷などで大きく減少。ヘルスサポート分野は国内の低迷を海外の拡大でほぼカバーして前期並みの売上高を確保したが、連結全体で2 桁の減収となった。利益面では、赤字だったコラーゲンケーシング事業からの撤退がプラス要因となったほか、海外は各地域とも堅調に推移したが、販売苦戦で国内が落ち込み、連結全体で減益を避けられなかった。

フードソリューション分野などの販売回復で利益は底入れへ
続く22/3 期の連結業績についてQUICK 企業価値研究所では、売上高が前期比微減の305 億円、営業利益が同7%増の15 億円を予想する。国内の需要回復が想定よりも遅く、従来予想を小幅下方修正したものの、フードソリューション、ヘルスサポートの両分野は徐々に販売が回復に向かう見通し。スペシャリティーズ分野で手掛けてきた接着剤事業から21 年2 月に完全撤退したため連結全体で売上高は伸び悩むが、利益は底入れし、回復基調となろう。翌23/3 期は各分野の販売拡大と合理化などの効果で増収、増益を予想するが、原料市況の変動などには引き続き注意が必要だ。

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