和田興産<8931>分譲マンション販売は概ね底堅く推移

2021/03/30

分譲マンション販売は概ね底堅く推移

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

21/2期は積極的に損失を前倒しで取り込みやや大きな減益に
21/2期会社業績予想は2月12日に営業利益が4億円、経常利益が6億円、純利益が4億円、それぞれ下方修正されている。修正後の純利益予想は13億円(前期比27.0%減)。業績の安定度の高い当社としては大幅な減益となる。営業利益の下方修正の主因は、2件の分譲マンションプロジェクトにおいて造成費用が想定以上にかかることが判明したことを受け、素地売りに計画変更し評価損・売却損を約3億円計上すること。営業外損益もマンション用地の仕入れが順調に進展したことに伴う借入金の増加やコミットメントライン設定により悪化する。特損も1.6億円と当初の想定よりも増加する。分譲マンションの販売は、一部苦戦物件もあるが、在宅時間の増加による住宅への関心の高まり、超低金利継続、株高による資産効果などを背景に概ね堅調。

22/2期業績もやや足踏みとなるだろうが、23/2期は視界良好
22/2期業績予想は前回予想から下表のように下方修正した。分譲マンションの竣工は21/2期と同程度の700戸弱が予定されているようだが、期末近辺に竣工・引渡予定がかなり集中しており、ある程度の期ずれを想定する必要があるとみられる。前回のIFIS予想では引渡戸数の前提を700戸としたが、630戸に見直した。これが下方修正の主因であり、小幅減収予想となる。素地売りに係る評価損・売却損の剥落などにより増益は確保できよう。21/2期に積極的に損失を前倒しで取り込んだのは、このように22/2期のマンション引渡に不確実性があることも一因とみられる。23/2期はタワーマンションなど大型2物件が引渡期を迎えるなど引渡戸数の大幅増が見込まれ、見通しは明るい。

 

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