クレスコ<4674>3Q単独は生産性向上、受注改善等から営業増益に転じる

2021/03/26

3Q単独は生産性向上、受注改善等から営業増益に転じる

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 高田 悟

3Q単独では2桁営業増益、主力ソフトウェア開発が持ち直す
21/3期3Q累計(4-12月)の営業利益は前年同期比10.0%減の23.8億円となった。新型コロナ禍、対面営業の制限、既存及び新規プロジェクトの中止・中断・延期、受注単価引き下げ要請等が発生し売上が伸びぬ中、開発現場での待機要員の発生や急激なテレワーク移行に伴う生産性の低下などから外注費、人件費が1Q(4-6月)中心に増加したことや更にはグループ会社で不採算が発生したことなどから2桁減益。ただし、3Q(10-12月)単独ではテレワークの定着などコロナ禍での混乱が落ち着き生産性が向上、不採算も収束に向かったことから営業利益は同10.2%増益となり1Qの大幅減益、2Q(7-9月)の減益から営業段階で増益に転じた。金融分野向け受注好調等から3Qは主力のソフトウェア事業が大きく回復し同事業利益率は12.7%へ上昇した。

21/3期は計画達成、22/3期は2桁営業増益を筆者は予想
3Qは受注も、旅行や空輸などまだ厳しい業界もあるが全体では徐々に改善傾向となる。3Q単独の受注高は前年同期比5.5%増、3Qの受注残高も同3.7%増となった。4Q(1-3月)に入りコロナ感染が再拡大しているが、3Qに受注が積み上がったことやコスト削減の継続、不採算極小化、昨年4月子会社化した(株)エニシアスの貢献などにより通期営業利益計画は達成を筆者は見込む。なお、経常段階以降の利益は当社計画上振れを筆者は予想。3Q累計までの計画進捗が良好であり、その背景である金融市場の好調が続いていることによる。22/3期は前年コロナ禍で急ブレーキがかかった反動、DX(デジタル改革)への顧客の取り組みなどによる受注回復継続などを見込み2桁営業増益を予想。

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