エイジア<2352>新型コロナ禍でも今期は増収、EBITDAは微増見通し

2021/03/16

新型コロナ禍でも今期は増収、EBITDAは微増見通し

リサーチノート
(株)QUICK 前田 俊明

3Q累計はのれん償却費などの増加で営業減益だが、EBITDAは微増を確保
21/3期3Q累計の連結業績は売上高が前年同期比20%増の16.4億円、EBITDA(※)は同1%増の3.6億円、営業利益は同19%減の2.6億円となった。新型コロナウイルス禍の影響を受けたものの、徐々に持ち直した。中核のアプリケーション事業がクラウドサービスを中心に伸びたことに加え、M&A(合併・買収)により20年10月に傘下入りしたコネクティ(持株会社CONNECTYHOLDINGSを買収、以下CHD、コネクティはその子会社)も売上高を押し上げた。同期間として増収は11期連続に伸びた。費用面では、新卒・中途採用、社員の昇給などによる人件費の増加に加え、大型ライセンス案件で外部要員を活用し外注加工費が増加。ベビー服ECサイト運営の「ままちゅ」での販売増に伴い仕入費用も増加した。CHD買収に伴うのれん償却費や株式報酬費用、減価償却費の増加が負担となり営業減益だったが、同社が重視するEBITDAは微増を確保した。

※同社が重視する経営指標。EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用で計算。

新規連結子会社の寄与もあり今期は26%増収の見通し
同社は21/3期通期の連結業績計画を修正、従来は未定としていた営業利益以下の項目も合わせて公表した。売上高は23.4億円→23.6億円(前期比26%増)、EBITDAは5.3億円→5.5億円(同8%増)に小幅増額し、営業利益は4.0億円(同13%減)とした。20年9月にCHDの株式取得に関する開示に合わせて業績計画を修正したが、のれんの償却期間やコネクティが行ってきたソフトウェア資産の計上基準など20年10月以降に生じる償却費の試算額について監査法人と協議中であったため営業利益以下を未定としていた。監査法人との協議が完了し、のれんは10年で償却する予定としている。新型コロナ禍の影響を受けるが、コネクティの貢献もあり大幅増収の見通し。ストックオプション償却費、WEBCASシリーズのメジャーバージョンアップによるソフトウェア資産の減価償却費の増加、のれん償却費などが営業利益を抑えるが、この影響を足し戻したEBITDAは微増を確保する見通し。
今年度は残り3カ月(1~3月)で修正後の会社計画に違和感がないことから、当研究所の通期予想も会社計画と同額に修正する。

 

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