マックハウス<7603>今期赤字予想もコスト削減で成果。客数回復が課題

2021/01/29

今期赤字予想もコスト削減で成果。客数回復が課題

リサーチノート
(株)QUICK 佐久間 聰

3Q累計は24%減収、営業損益は6.5億円の赤字だが、コスト削減で3Qは営業黒字
今21/2期3Q累計(20年3~11月)の単独業績は、売上高が前年同期比24%減の148億円、営業損益が6.5億円の赤字(前年同期は8.9億円の赤字)だった。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、カジュアルウェア業界では商業施設の臨時休業や営業時間短縮、外出自粛による個人消費の落ち込み等で経済活動が悪化するなど経営環境は厳しい状況だった。同社は不採算店舗の閉鎖を進めており、今期3Q末の店舗数は出店数10店舗に対して退店数17店舗となった結果、364舗に減少した(前期3Q末は382店舗)。
売り上げ面では店舗数減少の影響もあったが、今期3Q累計の既存店売上高が前年同期比19.8%減と落ち込んだことが響いた。既存店客単価は品質の向上に伴う商品単価の引き上げや在庫処分の進展に伴う過度な値引き販売の抑制などにより同10.6%増だったが、新型コロナの影響を主因に既存店客数が同27.5%減と不振だったため。
損益面では、今期3Q累計の売上総利益率は上述の客単価の上昇などにより49.9%と前期3Q累計の47.6%から向上した。だが、売り上げの大幅な落ち込みを補えず、売上総利益は大幅に減少した。店舗減に伴う費用減や営業時間短縮による人件費等の減少、チラシ削減による販促費の減少などで販管費は大幅に減少したものの、営業損益は赤字を余儀なくされた。収益性が悪化した店舗および共用資産に係る減損損失など特別損失4.6億円を計上(前年同期は3.1億円を計上)したこともあり、純損益は11.7億円の赤字(同12.8億円の赤字)となった。
ただ、四半期毎にみると営業損益は改善傾向。1Q(20年3~5月)は7.4億円の赤字だったが、2Q(同年6~8月)は8百万円の赤字、3Q(同年9~11月)は96百万円の黒字となっている。会社側によれば、店舗減による管理費の減少に加え、営業時間短縮で人件費や水道光熱費が減少したほか、チラシの削減などによる販促費の減少などコスト削減が寄与した。

 

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