翻訳センター(2483・JASDAQ スタンダード)

2012/10/19

M & A で事業領域の拡大を図る、業績好調続く
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 藤根 靖晃

ISS を9月3日に子会社化、領域拡大とシナジーを狙う
株式会社アイ・エス・エス及び傘下の子会社(以下、ISSグループ)を333百万円で買収。ISSグループは、通訳・翻訳サービスの他、国際会議の運営、人材派遣・紹介、翻訳者・通訳者養成を業務とする。翻訳センターの顧客基盤と営業力で底上げを図ると同時に翻訳管理手法・ツールの導入による収益性の向上が期待される。グループの事業領域を周辺分野に広げることによって顧客ニーズへの対応と他社との差別化推進する。9月13日に公表された第二次中期経営計画では事業領域の拡大を筆頭に、専門性の強化、翻訳制作体制の増強が重点施策として掲げられた。

13/3期は上乗せ余地有、中期的にも2桁増益継続を見込む
中期経営計画では15/3期に売上高10,000百万円、営業利益700百万円が数値目標として掲げられている。利益率が現状よりも低下する見通しになっているが、ISSグループの利益寄与を現時点では見込んでいない。ISSグループは年間で約50百万円ののれん償却を含めても損益均衡となる水準に既にあり、同社計画は年率換算で16.7%の営業増益を見込んでいるが、それでも慎重なものと言える。 13/3期2Q累計業績は、営業利益段階で期初計画を30百万円上回って着地したと公表された。通期利益予想では2Q累計で上回った分しか修正されておらず、好調が続く足下の環境からはさらなる上乗せが期待できる。また、13/3期の1株当り配当金は4,500円であるが、今後の業績進捗状況によっては増配される余地があると考えられる。

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