ファーマライズホールディングス<2796>新型コロナの影響で1Qは低調なスタート

2020/12/24

新型コロナの影響で1Qは低調なスタート

リサーチノート
(株)QUICK 真下 弘司

 1Qは新型コロナの影響で調剤薬局事業が苦戦
21/5期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比横ばいの129億円、営業損益は15百万円の損失(前年同期は1.1億円の利益)、純損益は55百万円の損失(同4.6億円の利益。前期1Qはグループ再編に伴う税効果会計の影響等から法人税等調整額-4.4億円を計上)となった。新型コロナや薬価改定等の減収要因はあったが、前期に連結子会社化したヘルシーワーク等の貢献で売上高は横ばい。物販事業は黒字に転換したが、調剤薬局事業の収益悪化で赤字に転落。
セグメント別にみると調剤薬局事業は売上高が同1%増の103億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同86%減の27百万円。引き続き選ばれる「かかりつけ薬局」となるため地域医療(在宅医療・施設調剤)の実施や後発医薬品推進などに取り組んだが、新型コロナの影響(受診抑制や処方日数の長期化など)で処方せん枚数が落ち込み収益性も大幅に悪化。物販事業は売上高が同7%減の21億円、セグメント損益は3百万円の利益(前年同期は52百万円の損失)。新型コロナの影響はあるが、不採算店舗の閉店や経費削減により採算が改善。

会社計画・企業価値研究所予想とも変更なし
QUICK企業価値研究所予想の21/5期の連結業績は、売上高が前期比7%増の546億円(会社計画は540億円)、営業利益は同22%増の12.6億円(同11.7億円)。1Qの業績は低調なスタートだが、新型コロナの影響を大きく受けた前期4Qと比較すると回復傾向にあり前回予想を据え置く(会社計画も変更なし)。20年4月の診療報酬・薬価改定や新型コロナの影響はあるが、ヘルシーワークほか新規連結子会社の寄与、物販事業の黒字化等を見込み増収・増益を予想する。新型コロナに関しては再度の緊急事態宣言など社会的制限が実施されないことを前提に業績を予想。
続く22/5期の当研究所予想も売上高が前期比2%増の558億円、営業利益は同14%増の14.4億円と前回予想を据え置く。診療報酬・薬価改定の影響一巡、調剤薬局事業の安定した成長と物販事業の利益貢献等から増収・増益を予想する。

 

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