IDホールディングス<4709>主力事業の苦戦で通期は18%営業減益を予想

2020/12/24

主力事業の苦戦で通期は18%営業減益を予想

アップデートレポート
(株)QUICK 前田 俊明

M&Aを駆使した業容拡大を目指す
同社はM&A(合併・買収)を駆使した業容拡大を目指しており、21/3期に入りM&Aを立て続けに実施した。20年6月に、自動車業界や官公庁向けなどのソフトウェア開発を得意とするアクティブ・ティの株式を子会社インフォメーション・ディベロプメントが取得し傘下に収めた。同年8月には、通信キャリア業界や公共業界向けの基幹システムに関するシステム開発やシステム基盤などを強みとするGIテクノスの全株式を取得し子会社化した。21年1月には、ウィズ・ホールディングス(WHD社)の株式の一部を取得し子会社化したのち、株式交換によりWHD社を完全子会社化する予定。WHD社は、システムデザインを中核子会社とする持株会社。運輸、製造、医薬、公共、エネルギー、情報通信など幅広い分野でのソフトウェア開発を強みとする。

上期は44%営業減益。主力2事業が苦戦
21/3期上期の連結業績は売上高が前年同期比8%減の122億円、営業利益は同44%減の6.5億円。システム基盤とサイバーセキュリティが堅調に推移し、買収子会社も寄与したが、主力事業のソフトウェア開発とシステム運営管理での大型プロジェクトの終了が響いた。減収に加え、新型コロナ感染症の拡大による顧客企業のシステム投資計画の見直しなどで技術者の稼働率が低下。M&A費用なども利益を押し下げた。

通期予想は売上高を増額、利益を減額
企業価値研究所は21/3期通期の連結業績予想を修正、売上高265億円(前期比微増)、営業利益17億円(同18%減)を見込む。主力2事業は苦戦しているが、新規連結子会社の業績を織り込み売上高を増額。一方、主力事業の苦戦による稼働率低下などを見込むことから、経営の合理化・効率化施策の効果などを織り込んでも吸収するのは難しいと考え、利益は引き下げた。新規連結子会社はのれん償却負担などもあり利益貢献を想定しない。

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