和田興産<8931>コロナ禍でも住宅需要は堅調で業績は安定的に推移

2020/12/22

コロナ禍でも住宅需要は堅調で業績は安定的に推移

ベーシックレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

神戸市地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地域密着のマンションディベロッパー。姫路や大阪にも供給エリアを拡大中。マンションブランドは「ワコーレ」。累計供給戸数は20/2期末で18,710戸(493棟)。近畿圏の供給戸数は毎年10位以内で推移。30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸事業を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費が少なく市況の変化に柔軟に対応しやすい。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心のため安定的に推移。

マンション販売はコロナ禍でも総じて順調
21/2期2Q累計(3-8月)業績は、売上高159億円(前年同期比27.4%減)、営業利益12.7億円(同41.8%減)。マンションの引渡戸数はほぼ横ばいだったが、前年同期に高額物件の引渡が非常に多かった反動で戸当り平均価格が急落し大幅減収減益。通期のマンション引渡戸数は690戸(前期比135戸増)の計画で、戸当り平均価格の下落を吸収し概ね前期比横ばいの業績予想。マンション販売は総じて順調で、緊急事態宣言を受けた営業自粛による契約の遅れを足元ではほぼ挽回。一部物件の販売長期化や、低調な分譲戸建の販売は、収益アパート販売の上積み、販管費の下振れなどでカバーし利益計画は達成できるだろう。

22/2期業績も横ばい見込みだが、23/2期の業績拡大に期待
コロナ禍による在宅時間の増加などを受け、消費者の住宅取得意欲は堅調。賃貸事業ではレジデンスが中心のため賃料減免は限定的で、業績全体に対するコロナの影響は軽微。22/2期はマンションの引渡戸数、戸当り平均価格、粗利益率とも今期並みが予想され、引続き業績は横ばい圏となろう。23/3期は20/2期の用地仕入れが1,027戸と非常に高水準だったことからマンションの竣工戸数が大幅に増加するとみられ、業績拡大が期待できよう。

 

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