ケアサービス<2425>新型コロナの影響あるが堅調、従来予想を増額

2020/12/15

新型コロナの影響あるが堅調、従来予想を増額

アップデートレポート
(株)QUICK 豊田 博幸

21/3期上期の連結業績は9%減収、1%営業増益
21/3期上期の連結売上高はサービス付き高齢者向け住宅事業の事業譲渡や、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染拡大による影響から前年同期比8.5%減の42億10百万円。一方、営業利益はコスト削減や効率化の進展に努め同1.2%増の90百万円。21/3期1Qは新型コロナの感染拡大などが響いたが、同2Q以降は徐々に回復。サービスの利用手控えがサービス利用者のQOL(Quality of Life、生活の質)の低下につながるとの認識が高まったためだ。訪問系サービスの堅調な拡大などもあり、今後の業績は順調な回復基調が続くと、QUICK企業価値研究所ではみている。

21/3期および22/3期の業績予想を見直し
当研究所による21/3期通期の連結業績予想は、売上高を84億50百万円→87億円(前期比4%減)、営業利益を1億円→2億10百万円(同71%増)に増額する。2Q以降、利用者のQOLの維持向上ニーズが強まっているほか、全社的なコスト削減が進展していることが主な要因だ。続く22/3期の連結業績予想は、21/3期を増額修正したこともあり、売上高を88億50百万円→91億円(前期比5%増)、営業利益を3億円→3億50百万円(同67%増)に増額する。売上高営業利益率の改善も続く見通し。

中国ビジネスと、在宅介護サービス事業の強化
中国でのエンゼルケアサービスが好調だ。21/3期上期の施行件数は前年同期比で約4倍に増えた。本格的な収益貢献には依然として時間がかかりそうだが、中国は市場が大きいだけに、中期的な成長性には引き続き注目したい。3年に1度の介護報酬改定による報酬抑制に対応するため在宅介護サービス事業の強化に取り組んでいる。営業店舗の整理・統合、介護人材の人材紹介事業の拡大、訪問系サービスを中心にした企業の取り込みによるサービスの充実などが主な施策だ。

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