コスモスイニシア(8844・JASDAQ スタンダード)

2012/10/17

13/3期業績はレンジ予想の範囲内となろう
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

マンション販売は一部エリアで販売長期化も総じて堅調
13/3期1Q(4-6月)の営業利益は▲7.1億円(前年同期は▲15.3億円)。1Qは季節要因から引渡が少ないため赤字スタートだが、会社想定線。通期の会社業績予想は、震災の復興需要に伴う労務不足により竣工・引渡の期ずれの可能性があるマンションが4物件、売上高で66億円あるため、レンジでの開示になっている。既に1物件の期ずれが確定したもようであるほか、埼玉、湾岸エリアなど供給過剰感のあるエリアにある物件の販売が長期化している。これらからTIW業績予想を前回予想から下方修正するが、会社レンジ予想の範囲内で着地しよう。11月12日発表予定の2Q累計(4-9月)決算では期ずれの見通しが概ね固まるとみられるため、レンジ予想から通常の予想に修正されるだろう。

用地取得競争激化の中、採算重視の仕入れ姿勢を堅持
マンション販売は一部供給過剰エリアを除けば堅調に推移しており、ディベロッパーの用地取得意欲は旺盛。一方、マンション適地の市場放出が少ない状況が続き、用地取得競争は激化。震災の復興需要に伴う労務不足を受け建築費も上昇している。原価上昇を販売価格に転嫁できるほど需要は強くないため、マンションディベロッパー専業の当社は慎重な仕入れ姿勢を継続しており、結果、仕入れの進捗は若干遅れ気味。13/3期からの期ずれが当初のTIWの想定よりも多くなりそうだが、仕入れの遅れがそれを上回りそうなため、14/3期TIW業績予想を前回予想から下方修正する。マンションの売上総利益率は、建築費等が上昇する中でも、リーマンショック前に仕入れた低採算案件の一巡、慎重な仕入れの継続などにより、13/3期並みを維持できよう。

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