北の達人コーポレーション<2930>新規顧客の獲得が低調。21/2 期上期は26%営業減益

2020/11/19

新規顧客の獲得が低調。21/2 期上期は26%営業減益

アップデートレポート
(株)QUICK 原田 大輔

広告宣伝を積極化するも、費用対効果の悪化を招く
21/2期上期の単独業績は、売上高が前年同期比9%減の4,592百万円、営業利益が同26%減の1,030百万円。新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費マインドの冷え込みや、前期にかけて新商品の投入が遅れたことなどが響き、新規顧客の獲得件数が低調だった。1Q末から2Qにかけては広告宣伝を積極化し、一時的に新規顧客の獲得件数が回復したものの、減収は避けられなかった。利益面では、売り上げの減少に加え、広告宣伝の積極化が費用対効果の悪化を招き、大幅減益となった。

広告宣伝の費用対効果の悪化踏まえ、当研究所の21/2期予想を引き下げ
QUICK企業価値研究所では、広告宣伝の費用対効果の悪化などを踏まえ21/2期通期の単独業績予想を修正。売上高見通しは前期比11%減の9,000百万円を据え置くが、営業利益見通しは200百万円引き下げ、同25%減の2,200百万円とした。3Qは、費用対効果の悪化を受けた広告宣伝の抑制に伴い、四半期売上高が再び前四半期比で減収に転じるとみる。一方、その後は消費マインドの改善とともに新規顧客の獲得件数も一定程度回復すると想定し、4Qは同増収を見込む。続く22/2期通期は、売上高で同7%増の9,600百万円、営業利益で同5%減の2,100百万円と予想。広告宣伝の費用対効果の悪化の影響は一時的とみて、前回予想を据え置く。今期4Qから引き続き、新規顧客の獲得件数が一定程度復調するとみて増収を予想するが、広告宣伝費が先行し減益が続くと見込む。高成長軌道の復帰に向けては、集客部門の改革の進捗が注目点になろう。上期においては、人材教育や採用が着実に進捗している一方、広告宣伝の積極化が費用対効果の悪化を招くなど、改革は途上にある。

 

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