ウチダエスコ<4699>21/7期は増収減益予想。「GIGAスクール構想」案件増も採算低下

2020/10/15

21/7期は増収減益予想。「GIGAスクール構想」案件増も採算低下

ベーシックレポート
(株)QUICK 原田 大輔

PC・ネットの保守サービス会社。マルチベンダー保守が強み
パソコンなどのハードウェア保守やネットワーク構築などが主力事業。OAサプライ品やオフィス家具の販売、オフィス空間の設計・施工、ソフトウェア開発・導入支援なども手がける。内田洋行(8057)の連結子会社。多数のメーカーと保守の業務委託契約を結び、様々なメーカーのハード・ソフトウェアに対応できるマルチベンダー保守が強みである。学校など教育市場向けの売り上げが多いことも特徴。

学校案件とPC更新特需で、20/7期は大幅営業増益
20/7期通期の連結業績は、売上高が前期比26%増の17,284百万円、営業利益が同2.1倍の1,711百万円。大型案件の獲得を含め、IT環境の整備を進める学校向け案件が好調。Windows7サポート終了に伴う民間企業のパソコン更新特需も取り込み、大幅営業増益となった。また、売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。

「GIGAスクール構想」は学校との継続取引拡大の機会に
QUICK企業価値研究所では21/7期通期の連結業績を、売上高で前期比7%増の18,500百万円、営業利益で同24%減の1,300百万円と予想。売り上げ面では、児童生徒に1人1台の学習端末を整備する「GIGAスクール構想」の実現に向けた案件が急増し、増収が続くと見込む。一方、利益面では、納期の集中や競争激化による採算低下を想定し、営業減益を予想する。続く、22/7期通期は22%減収、23%営業減益と予想。「GIGAスクール構想」案件は21/7期までに出尽くすと仮定し、収益落ち込みを見込む。同社が持続的な成長を続けるためには、顧客に継続的にサービスを提供することで安定収益を得るサブスクリプション型サービスを強化する必要があると考える。「GIGAスクール構想」は、学校との継続的な取引関係を拡大する機会ともいえ、今後の動向に注目したい。

 

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