エイジア<2352>新型コロナ感染症の影響あるも1Qは24%営業増益

2020/09/18

新型コロナ感染症の影響あるも1Qは24%営業増益

リサーチノート
(株)QUICK 前田 俊明

1Qは好採算のアプリケーション事業が拡大
21/3期1Qの連結業績は売上高が前年同期比2%増の4.5億円、営業利益は同24%増の86百万円、EBITDA(※)は同24%増の1.0億円。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、コンサルティング事業は苦戦したが、アプリケーション事業とEC事業の拡大で補い増収を確保。同期間として増収は11期連続に伸びた。営業利益率は同3.4ポイント改善の19.1%。クラウドサービスを中心とした好採算のアプリケーション事業の拡大に加え、エイジア単体の役員数が減少(8名→6名)、前年同期はアプリケーション事業で人員補強に注力し求人費が増大したが、これらの費用も圧縮した。コンサルティング事業も新型コロナ感染症拡大の影響で売上高の回復には一定の時間がかかるとの判断から体制を縮小しており、人件費が減少した。同事業は減収ながら営業黒字に転じた。全社的にリモートワーク体制を整備するためノートパソコンの購入により備品費が膨らんだものの、吸収した。
※同社が重視する経営指標。EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用で計算。
新型コロナ感染症拡大による各事業への影響をみると、アプリケーション事業では、クラウドサービスは受注までに要する商談期間が長期化し、納品時に計上する初期費用売上が減少したものの、継続収入である月額費用売上は順調に推移した。ライセンス販売は1Qに予定していた大型案件1件の納品時期が翌四半期にずれ込んだ。コンサルティング事業は子会社FUCAで新規需要が不足し案件獲得が進まなかった。EC事業は中国での工場生産がストップするなど春夏新作シーズンにズレが生じ、通常は2月~4月の繁忙期が4月、5月に集中した。ただ、新作入荷とともに販売が上向き同事業は増収だった。

新規問い合わせ件数が順調に推移
企業価値研究所では、1Qは新型コロナ感染症拡大の影響を受けつつも、アプリケーション事業を中心に順調な滑り出しと捉えている。新型コロナ感染症拡大の収束時期が見通しにくいことから、21/3期通期の連結業績予想は前期比3%増収、同24%営業減益の従来予想据え置く。ただ、アプリケーション事業では新規問合わせ件数が順調に推移(特に6月は通常月の1.5倍近くになり過去最高)している模様で、新規受注に繋がれば通期業績の上振れが期待できよう。

 

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