星光PMC<4963>新型コロナによる需要減が想定以上に厳しく、下方修正

2020/09/10

新型コロナによる需要減が想定以上に厳しく、下方修正

アップデートレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟

紙、印刷インキなどの需要低迷で上期は大幅減益に
20/12期上期の連結業績は、売上高が前年同期比7%減の125億円、営業利益が同21%減の9.7億円となった。紙や印刷用インキの国内需要は従来から出版物の発行部数減少やデジタル化の進展で漸減傾向にあったが、今期上期は新型コロナウイルス感染症の流行により落ち込みが加速。同社の製紙用薬品、印刷インキ用樹脂などの出荷も減少し、連結全体で減収、大幅減益を余儀なくされた。

今期、来期とも業績は従来予想を下回る見込み
20/12期通期の連結業績についてQUICK企業価値研究所では、従来予想を売上高267億円→249億円(前期比11%減)、営業利益22億円→18億円(同35%減)へ引き下げる。今期は従来、新型コロナ影響による紙や印刷用インキなどの需要低迷で上期の業績が大きく悪化し、その後は徐々に回復に向かうものの、通期で減収、減益になるとみていた。しかし2Qの業績が想定以上に悪化。足元でも需要は底入れしておらず、回復時期も従来の見方より遅れる公算が大きくなった。原料市況などは比較的安定的に推移しており、合理化も進むとみているが、販売数量減少の影響が厳しく、売上高、利益とも従来予想を下回ると考える。
続く21/12期は新型コロナの影響も徐々に収束し、業績は回復に向かう見込みだが、紙や印刷用インキの需要の漸減傾向に変化はなく、業績は従来予想を下回りそうだ。
21/12期までの中期経営計画では、新規事業と海外事業の拡大による成長を目指している。新型コロナ影響で最終年度の連結営業利益30億円という数値目標の達成は難しくなったが、新規事業の開発は着実に進んでおり、今後はその早期戦力化を期待したい。

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