新田ゼラチン<4977>今期は新型コロナ影響などで減収、営業減益に

2020/09/09

今期は新型コロナ影響などで減収、営業減益に

アップデートレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟

1Qは新型コロナ影響などで苦戦
21/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比20%減の74億円、営業利益が同8%減の3.4億円となった。フードソリューション分野がコラーゲンケーシング事業からの撤退や外食業界向け製品の不振で大幅な減収となったほか、接着剤の販売が落ち込んだスペシャリティーズ、新型コロナウイルス感染症の影響などにより国内外で美容サプリメント用途のコラーゲンペプチドが低迷したヘルスサポートの両分野も落ち込み、連結全体で大幅な減収に。販売数量減の影響で利益面でも苦戦を避けられなかった。

通期でも従来想定以上に減益幅が拡大へ
21/3期通期の連結業績についてQUICK企業価値研究所では、従来予想を売上高305億円→295億円(前期比15%減)、営業利益14億円→13億円(同23%減)へ引き下げる。この期は従来から、コラーゲンケーシング事業の譲渡や、現在製造機能だけを残す接着剤事業からの完全撤退、新型コロナ影響によるインバウンド需要の低迷、外食産業向け製品の落ち込みなどで減収、減益になるとみていた。見方に大きな変更はないが、新型コロナ影響による需要の低迷が想定以上に厳しく、売上高、利益とも全般に下方修正した。
続く22/3期は、売上高が前期比3%増の305億円、営業利益が同23%増の16億円を予想する。インバウンド需要の回復遅れなどを落ち込んで従来予想を下方修正したものの、21/3期との比較では需要の底入れと合理化効果で業績は回復に向かうと考える。ただし、収益への影響が大きい原料市況の動向などには引き続き注意が必要だ。

 

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