ケアサービス<2425>新型コロナへの対応に注力、ドミナント化をさらに強化

2020/09/03

新型コロナへの対応に注力、ドミナント化をさらに強化

リサーチノート
(株)QUICK 豊田 博幸

21/3期1Qは14百万円の営業赤字
21/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比11.0%減の20億7百万円、営業損益が14百万円の赤字(前年同期は4百万円の黒字)。売上高を事業別にみると、サービス付き高齢者向け住宅事業を19年12月に事業譲渡した影響(20/3期1Qの売上高1億59百万円)が大きかった。主力の在宅介護サービス事業は訪問入浴の好調に加え、新規顧客の獲得や増店効果があったが、デイサービスが新型コロナウイルスの感染拡大に伴う既存顧客の稼働率低下が響き、前年同期比4.0%減の15億38百万円。シニア向け総合サービス事業は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う受注件数の減少などから同5.2%減の4億69百万円。利益面では営業拠点のドミナント化などで効率性が向上したものの売上総利益率が20/3期1Q10.9%→21/3期1Q9.1%に悪化。販管費は前年同期比18.2%減らしたが営業赤字を余儀なくされた。

足元の状況を踏まえ従来予想を見直し、次の成長に向け新型コロナ対策に注力
QUICK企業価値研究所による21/3期の連結業績予想は、売上高を85億50百万円→84億50百万円(前期比7%減)に減額するが、営業利益は1億円(同19%減)に据え置く。新型コロナウイルスの感染が続いており、感染防止に関する対策などが続くため、デイサービスを中心に稼働率の低下が続く。訪問入浴の強化、営業拠点のドミナント化、高採算のシニア向け総合サービス事業の店舗増強などを進める考えだ。従来予想に比べ、売上高を減額するが、効率化の進展や、ノウハウ蓄積による営業力の強化が奏功し、営業利益は従来予想を確保できるとみている。
会社計画は、期初時点では新型コロナウイルスによる影響が不透明として未定としていたが、1Q時点に、売上高が84億31百万円(前期比7%減)、営業利益が60百万円(同51%減)とした。当研究所予想は会社計画に比べ、売上高で19百万円、営業利益で40百万円大きい。営業拠点のドミナント化をはじめ、効率化の進展が利益貢献するとみていることが要因。
22/3期の連結業績予想は、売上高を91億円→88億50百万円(前期比5%増)、営業利益が4億円→3億円(同3倍)に減額する。21/3期を見直したため、減額したが、新型コロナウイルスの感染の影響が小さくなるとみており、増収増益見通しは変わらない。主力の在宅介護サービス事業はデイサービスの堅調な回復や、訪問入浴の新規顧客獲得が貢献する。シニア向け総合サービス事業も回復しよう。利益面ではドミナント化進展による効率性向上や、高採算のシニア向け総合サービス事業の貢献などが見込まれる。人件費をはじめとした費用増を吸収し、売上高営業利益率も改善する見通し。

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