北の達人コーポレーション<2930>成長再加速に向けた集客部門の改革は道半ば

2020/08/24

成長再加速に向けた集客部門の改革は道半ば

アップデートレポート
(株)QUICK 原田 大輔

21/2期1Qは5%減収。新規顧客の獲得件数が減少
21/2期1Qの単独業績は、売上高が前年同期比5%減の2,268百万円、営業利益が同1%増の561百万円だった。消費税増税や新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費マインドの冷え込みなどが響き、新規顧客の獲得件数が減少し、減収となった。利益面では、広告宣伝費が減少し営業利益率が上昇し、営業利益は前年同期とほぼ同水準を確保した。
新規顧客の獲得に苦戦している背景には、消費マインドの冷え込みもあるが、広告宣伝を担う集客部門の体制が不十分で、広告宣伝を積極的に行えていないこともある。1Qは、集客部門の改革を進めるとともに、広告宣伝の活性化を狙った施策を打ったが、同社が重視する広告の費用対効果を悪化させてしまった。

当研究所予想据え置き。売り上げ回復は下期以降を想定
QUICK企業価値研究所では、21/2期通期の単独業績を、売上高で前期比11%減の9,000百万円、営業利益で同18%減の2,400百万円と予想。前回20年6月時点の予想を据え置く。新規顧客の獲得件数の回復は一時的であり、上期中は新規顧客の獲得苦戦が続くと想定。下期は、消費マインドの改善を見込み、新規顧客の獲得件数も一定程度回復するとみるが、上期の苦戦を補えないと予想する。続く、22/2期通期の業績予想も据え置き、売上高で前期比7%増の9,600百万円、営業利益で同13%減の2,100百万円と予想。新規顧客の獲得の復調で増収に転じる一方、広告宣伝費が先行し減益が続くと見込む。
成長再加速に向けては、集客部門の改革を進め、より多くの商品に対して効果的な広告宣伝を行える体制を整える必要があると考える。1Qにおいては、広告宣伝の活性化を狙った施策が、広告宣伝の費用対効果を悪化させてしまうなど、集客部門の改革は道半ばといえよう。

 

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