ジャステック<9717>上期は開発進捗で計画超過達成も新型コロナを懸念

2020/08/04

上期は開発進捗で計画超過達成も新型コロナを懸念

アップデートレポート
(株)QUICK 佐久間 聰

20/11期上期は増収、2桁増益。期初計画を上回る
20/11期上期の単独業績は、売上高が前年同期比9%増の90.3億円、営業利益が同22%増の13.1億円、経常利益は同22%増の13.5億円。期初計画を上回った。売り上げ面では新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一部取引先の開発時期延伸および対面での受注獲得活動の自粛等を避けられなかったが、従業員のテレワーキングへの迅速なシフト等により開発活動を継続した。
利益面では、増収効果に加え、売上高原価率の改善により売上総利益は大幅に増加。経費抑制等による販管費の減少も寄与し、営業利益は大幅増益。

今期通期予想据え置く。新型コロナで受注停滞の長期化警戒
会社側は20/11期通期の単独業績計画について期初計画を据え置いた。売上高は前期比7%増の184億円、営業利益は同8%増の23.0億円、経常利益は同7%増の23.5億円を見込んでいる。
会社側によれば、新型コロナウイルスの感染症の影響が大きい取引先においては、着手もしくは拡大を予定している案件が今後中断あるいは延伸される可能性がある。会社側は開発体制の機動的な組み換え等により、業績への影響を最小化するよう取り組む方針。
QUICK企業価値研究所では、今期業績予想について、会社側予想と同額とした従来予想を据え置く。だが、会社側によれば、緊急事態宣言が発出された2Qは対面営業活動の自粛を余儀なくされ、受注活動が停滞した。当研究所では、緊急事態宣言が再び全国的に発出される事態を想定していないが、足元でも新型コロナウイルスの感染拡大は収束する気配がない。受注活動の停滞が長引いた場合、業績への影響が懸念される。

 

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