マックハウス<7603>今期1Qは44%減収、営業損益は7.4億円の赤字

2020/07/28

今期1Qは44%減収、営業損益は7.4億円の赤字

リサーチノート
(株)QUICK 佐久間 聰

今期1Qは新型コロナ影響で大幅減収、営業赤字幅は拡大したが当研究所の想定ほど悪化せず
今21/2期1Q(20年3~5月)の単独業績は、売上高が前年同期比44%減の39.3億円、営業損益が7.4億円の赤字(前年同期は1.1億円の赤字)だった。
売り上げ面では、今期1Q末の店舗数が赤字店舗の閉鎖により372店舗と前期1Q末の390店舗から減少したことも響いたが、既存店売上高が前年同期比39.6%減と大きく落ち込んだ。既存店客数は同44.1%減、既存店客単価は同8.1%増だった。客足が大きく落ち込んだのは、新型コロナウイルス感染症防止のための不要不急の外出自粛、営業時間短縮、出店施設の休館などが理由。一方、客単価の向上は滞留在庫の処分の進展、品揃えの見直しおよび品質向上による商品単価の引き上げなどが寄与した。
既存店売上高を月次でみると、3月は前年同月比32.4%減(客数は同35.8%減、客単価は同5.2%増)→4月は同60.6%減(客数は同62.5%減、客単価は同5.0%増)→5月は同24.1%減(客数は同32.2%減、客単価は同11.9%増)となった。客数は、緊急事態宣言の発出などで4月に大きく落ち込んだが、緊急事態宣言が解除された5月は減少幅が縮小した。客単価は、上述した要因で向上が続いているが、5月の上昇率がとりわけ大きい理由について、会社側では、チラシの大幅な削減に伴いチラシに載せる商品を無くした(集客するための目玉商品の値引き販売)ことも寄与したと説明している。
損益面では、大幅な減収だったため売上総利益は大きく減少。今期1Qの売上総利益率は48.8%と前年同期の49.0%から若干低下した。チラシの削減などで販管費は減少したものの補えず、営業赤字幅は拡大した。
QUICK企業価値研究所では、緊急事態宣言の解除による客足の回復を想定していなかったため、今期1Qの既存店売上高は予想ほど落ち込まなかった。今期1Q業績についても大幅な減収ではあったが予想を上回り、損益の赤字幅も予想より小さかった。

 

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