ユビキタスAIコーポレーション<3858>新型コロナの影響、人件費増で今期41%営業減益予想

2020/06/18

新型コロナの影響、人件費増で今期41%営業減益予想

ベーシックレポート
(株)QUICK 山藤 秀明

ネットワーク機器向け組込みソフトウェアから事業領域拡大
ネットワークに接続される様々な機器に搭載される組込みソフトウェア製品の開発および販売を主力事業としてきた。ここ数年は企業買収により、輸入ソフトウェアや自動車向けの楽曲データコンテンツの販売など事業領域を拡大している。

来期はのれん償却軽減もあり利益水準高まる
20/3期の営業利益は前期比54%減の35百万円。売上高が同2%減になった一方で、原価率が高い受託開発ソフトウェアの増収で売上原価が1%増加した。ただ、注力事業で利益率が高いロイヤルティ売上が好調だったため、営業利益は会社予想を25百万円超過した。買収企業に伴うのれん償却(210百万円)の負担は重いが、3期連続の営業黒字。事業の選択と集中で黒字体質が定着してきたと評価したい。
QUICK企業価値研究所は21/3期の業績について前期比で売上高は微減、営業利益は41%減の21百万円を予想する。主要顧客である自動車業界向けを中心に新型コロナウイルス感染症の影響は避けられない。小幅減収のなか人件費や広告宣伝費の増加で大幅減益予想になった。ただ、会社想定ほど人件費は増加しないとみており、営業利益は会社予想より9百万円多くなった。
来22/3期の営業利益は142百万円へ大きく増加する見込み。今期に同感染症の影響を強く受けるソフトウェアプロダクト事業の業績回復が進みそうだ。のれん償却負担の軽減(103百万円減)も加わり、利益水準が高まるとみている。

中期経営計画での22/3期の営業利益予想を30百万円減額
6月12日、中期経営計画を修正した。足元の事業環境を踏まえて最終の22/3期の営業利益予想を120百万円へと30百万円減額。ただ、技術トレンドを意識した新製品の開発、新商材の獲得などを進める基本戦略は変わらない。当研究所では「営業利益予想は減額されたが、のれん償却の軽減を考慮すれば保守的な予想」とみている。

 

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