日本動物高度医療センター<6039>分院の開設と連携病院制が機能し、事業成長続く

2020/05/28

分院の開設と連携病院制が機能し、事業成長続く

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 杉山 勝彦

東京病院が引続き業績の牽引役に
一般の動物病院では対処が困難な重篤の犬と猫に高度医療を施す二次診療施設の運営を事業とする。分院の開設と連携病院制の普及を背景に、新規に受け入れる初診件数が増え、それが再診の累積件数の増加につながり、総診療件数を押し上げる、というパターンが機能し、着実な増収増益が続く。
20/3期は、当初、後半になれば18年1月に開設した東京病院の初診数の伸びが落ち着くとの慎重な見方もあったが、東京病院の診療件数は前年度比30%増を大きく超え、ピークアウトが懸念された初診件数も依然として前年度比20%以上の増加、再診も増える一方で、診療件数、売上高の規模は、名古屋病院を追い抜き、川崎本院の半分近くに迫る勢いを見せている。

成長戦略に注目
日本動物高度医療センターは、2020年3月期決算の発表と合わせて、中長期における同社の成長戦略に関する概要をまとめている。
成長戦略の目玉として、M&Aも活用した新規事業に対する積極的な参入が注目される。ペットフード、ペット保険などへの進出を模索しているほか、動物用活動量計の本格販売に乗り出す。
他方、同社独自の連携病院制度のさらなる拡充も進める。連携病院の数は3,700軒を超え、全国の小動物診療施設の約31%に達している。ただ、所在が関東に偏っているため、西日本での連携病院を増やす方針。その意味で、2021年秋に開業を予定している大阪病院(仮称)が、同社の長期的な事業成長に大きく影響する見通しである。

 

株式会社東京証券取引所
東証市場アナリストレポート   株式会社東京証券取引所
東京証券取引所・札幌証券取引所上場会社に対する投資家の理解を一層深めていただくことを目的に、第三者の専門家による客観的な分析を記したアナリストレポートです。
アナリストレポート・プラットフォーム(ARP)について
株式会社東京証券取引所では、証券アナリストによるアナリストレポートの発行機会が(時価総額が少額であるとの理由等から)比較的少ない上場会社の情報発信力拡充を目的として、上場会社側からの申込みにより、証券アナリストの独立性を担保した上で、当該上場会社のアナリストレポート発行がなされるよう取引所がその仕組みを支援するサービス(アナリストレポート・プラットフォーム:ARP)を行っております。本レポートはARPに基づき発行されたレポートです。投資者側の立場からみると、今まで発行される機会の少なかった上場会社のアナリストレポートが読める機会が増加することで情報拡充を図ることが可能となります。
ARPは、2010年10月に株式会社大阪証券取引所が構築し、2011年11月からは、証券会員制法人札幌証券取引所にARPを提供することで、投資家は札幌証券取引所上場会社のアナリストレポートも閲覧することができるようになりました。その後、2013年7月の東証への現物市場の統合に伴い、東証がARPの運営を行うことになりました。
<レポート種別について>
ベーシックレポート・・・会社を網羅的に紹介したレポート
アップデートレポート・・・決算にフォーカスしたレポート
リサーチノート・・・上記2種のレポート発行後に上場会社の経営に変化が発生した場合にアナリストの判断で発行するレポート


掲載するアナリストレポートは、レポートに記載されているレポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)、証券会員制法人札幌証券取引所(以下「札証」といいます。)及びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものではありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきましても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる情報の使用による結果について、東証、札証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものではなく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点のものです。その後の経営環境の変化により、状況が変わっている可能性があり、今後予告なく変更されることがあります。本レポートの利用に際しては、レポートに記載の「ディスクレーマー」を必ずご一読ください。