マックハウス<7603>今期は新型コロナによる上期不振が大きく響く見通し

2020/05/25

今期は新型コロナによる上期不振が大きく響く見通し

ベーシックレポート
(株)QUICK 佐久間 聰

ジーンズ中心からファミリーカジュアルショップへ転換図る
カジュアル衣料専門店「マックハウス」などを運営。ファストファッションの低価格ジーンズが拡大し、同社が得意とするNBジーンズは苦戦。会社はジーンズ中心からファミリーカジュアルショップへの転換を図っている。だが、衣料品市場は縮小基調で経営環境は厳しい。付加価値を生み出す組織作り、商品展開に取り組む。

前20/2期は減収、大幅な営業赤字。営業赤字は2期連続
前20/2期の単独業績は、売上高が前期比9%減収、営業損益は13.6億円の赤字(19/2期は12.4億円の赤字)だった。店舗数の減少、台風や記録的な暖冬など天候のマイナス影響で既存店売上高が落ち込んだうえ、滞留在庫処分による値引き販売で売上総利益率が低下したことも響いた。収益性の悪化した店舗に係る減損損失等を特別損失に計上したこともあり純損益も赤字。営業赤字は2期連続。

3月既存店売上高32.4%減、緊急事態宣言の4月は60.6%減
会社側は今21/2期業績予想について、新型コロナウイルス感染症が事業活動および経営成績に与える影響により、現時点で業績予想の適正かつ合理的な算定が困難であるため、未定とした。今21/2期に入り、20年3月の既存店売上高は前年同月比32.4%減だった。緊急事態宣言が発令された4月は同60.6%減だった。4月末日時点でほぼ全ての店舗が休業または営業時間を短縮している。
QUICK企業価値研究所では、下表の通り今期は大幅減収、営業損益および純損益は大幅赤字を予想する。業績は上期(20年3-8月)に大きく落ち込むが、下期(20年9月-21年2月)は正常化すると見込む。通期では上期の不振が大きく響く見通し。ただし、緊急事態宣言の解除が進んでおり、当研究所の想定よりも早く休業店舗の営業再開や営業時間の短縮緩和の可能性がある。客足や販売動向を注視したい。

 

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