アサンテ<6073>新型コロナ問題を受け、当面、新規の訪問営業を自粛

2020/05/07

新型コロナ問題を受け、当面、新規の訪問営業を自粛

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

20/3期業績は概ね前期比横ばいで着地したとみる
月次開示による20/3期の売上高は144.3億円(前期比0.5%減)。会社計画に約10億円届かなかった。上期は前年同期比2.8%増収だったが、下期は同4.5%減収と苦戦した。昨年10月からの消費増税の影響が続いたこと、昨年10月の台風19号、3月後半から新型コロナウイルスの感染拡大の影響が現れたこと、などが下期減収の要因。
人員採用の苦戦により人件費が抑制され、営業利益は前期比微減、最終損益は19/3期末に減損損失18百万円を計上した反動で前期比ほぼ横ばいになったと推測する。
20/3期の営業拠点の開設は、昨年9月の農協等との提携を伴わない阪神営業所(尼崎市)の試験的な開設にとどまり、支店開設は2015年4月の奈良支店を最後に依然途絶えている。

21/3期業績は今後の新型コロナの状況次第
21/3期業績は、新型コロナ問題により非常に厳しくなることが避けられないだろう。政府が緊急事態宣言の対象地域を4月16日から全国に拡大したことを受け、同月18日から全営業拠点で新規の訪問営業を自粛している。白蟻防除の最需要期である4~5月と重なり痛手となる。また、白蟻防除などの年1回の定期点検は、必ずしも急を要するものではなく、既存顧客も他人を家に上げることをリスクと捉え、先送りするケースが増えると考えられ、既存顧客への営業も制約を受けよう。営業活動の正常化は、新型コロナの感染拡大の沈静化、治療法の確立、ワクチンの開発にかかっているといえよう。合理的な業績予想が困難な状況だが、赤字は回避するとひとまず予想した。

 

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