和田興産<8931>新型コロナの影響はまだほとんど現れていない

2020/03/31

新型コロナの影響はまだほとんど現れていない

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

20/2期業績は会社予想をやや下振れか
20/2期業績は会社予想をやや下回り前期比微増収小幅減益で着地したとみる。戸建分譲の引渡戸数が発売の遅れなどにより大幅に計画を下回ったとみられることや、賃貸物件の修繕費が想定を上振れたとみられること、マンション用地の仕入れが非常に好調だったことによる不動産取得税の増加、などによる。主力の分譲マンションの引渡戸数は一部物件の販売長期化により、計画の575戸(前期比180戸減)を若干下回ったとみるが、粗利益率が想定を若干上回ることでカバーしたとみる。前期比では引渡戸数は端境期となり大幅減だが、高額物件が多く戸当り単価の大幅増でカバーする構図。マンション用地の仕入れは、マンション市況悪化を受けた取得競争の若干の緩和を受け計画の650戸を上回り1,000戸の大台に乗せたとみる。

高水準の受注残により21/2期業績はかなり見通せる状況
今21/2期は新型コロナウイルスの影響が懸念されるところだが、昨年11月末の分譲マンションの受注残697戸のうち600戸近くは今期分とみられ今期業績はかなり見通せる状況。足元までのモデルルーム来場者数は前年と同水準を維持し、契約も順調に進捗しているとしており、まだ新型コロナの影響は特に現れていない。ウォシュレットなど一部住設の中国からの納品が遅れているが、代替品でひとまず手当することなどで大幅な引渡の遅れは起きないだろうとしている。新型コロナ問題が長期化した場合、販売面では景気・雇用所得環境の悪化、逆資産効果の影響が懸念される一方、仕入れ面では企業から資金繰り対策の用地放出が増加することで事業機会が増える可能性があろう。

 

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