エイジア<2352>クラウドサービスのアカウント数が2桁増加

2020/03/09

クラウドサービスのアカウント数が2桁増加

リサーチノート
(株)QUICK 前田 俊明

3Q累計は11%増収、29%営業増益、同期間として過去最高
20/3期3Q累計の連結業績は売上高が前年同期比11%増の13.7億円、営業利益は同29%増の3.2億円、同期間として過去最高を更新した。好採算のクラウドサービスを中心に中核のアプリケーション事業が拡大。コンサルティング事業が振るわなかったものの、カバーした。アプリケーション事業は売上高が同12%増の10.5億円。クラウドサービスは廉価プランの「ASP」、高価格帯プランの「SaaS」ともにアカウント数(契約件数)が伸び、ストック収益である月額売上げの積み上げが進展 。「SaaS」は大型案件も前倒しで進捗し 、初期売上げも増加した。同社がKPI(重要経営指標)とするクラウドサービスのアカウント数は「ASP」が前年同期末比10%増の1019件、「SaaS」が同14%増の219件といずれも2桁増加した 。製品開発では、主力のメール配信システム「WEBCAS e-mail」のメジャーバージョンアップ開発に加え、パーソナライズLINEメッセージ配信システム「WEBCAS taLk」の機能追加の開発を進めた 。「WEBCAS taLk」の機能追加はLINE ユーザー毎の購買履歴や属性に応じて必要な人にだけ適切なメッセージを配信する需要が高まることを見越したもの。 LINE の料金プランの変更に伴い LINE 公式アカウントを保有する企業には一斉配信がコスト負担の増加になることから、機能追加で需要を取り込む。

20/3期は12%増収、21%営業増益を予想
20/3期通期の連結業績について企業価値研究所は従来予想を修正、売上高を19. 2億円→19.0億円(前期比12%増)、営業利益 は4.5億円(同21%増)とする。コンサルティング事業とEC事業の見通しを引き下げ、売上高は小幅減額。両事業ともに損益への 影響は小さく、クラウドサービスの拡大で吸収可能と判断し、営業利益は据え置く。コンサルティング事業は顧客都合による案件終了で空いた穴を埋めるため、営業攻勢をかけ一定の成果を収めているが、もう少し回復が進むと期待していた。E C事業はベビー服ECサイト「べびちゅ」で消費増税と暖冬の影響により冬物商戦が振るわなかった。
翌21/3期通期の連結業績予想も売上高は若干引き下げ、営業利益は据え置く。クラウドサービスが業績拡大を牽引する見通し。なお、新型肺炎のまん延により企業活動が長期間にわたり停滞するようなら、顧客が対応に追われIT投資を先送りする可能性もあるが、現時点では大きな影響を想定していない。

 

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