IDホールディングス<4709>採算改善進み今期は3割近い営業増益の見通し

2020/03/04

採算改善進み今期は3割近い営業増益の見通し

リサーチノート
(株)QUICK 前田 俊明

積極的な営業活動の推進、プロジェクト管理体制の強化などが奏功
同社は3Q決算発表(2月13日)に合わせ、期初公表の20/3期通期の連結業績計画を修正、 売上高は268億円→260億円(前期比2%減)に引き下げ、営業利益は17億円→21億円 (同27%増)に引き上げた。ソフトウェア開発で一部の大型プロジェクトが収束したことから受注が想定に届かず、小幅減収となる見通し 。一方で積極的な営業活動の推進、プロジェクト管理体制の強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の高付加価値分野への技術者シフトなどの各種施策が奏功し、採算は改善する見通し。なお、中国武漢市で 発生した新型肺炎に関して、同社グループのID武漢では現地従業員の在宅勤務(テレワーク)への切り替え、日本在住の従業員への一部業務の移管により問題なく稼働しており、業績への影響はないとしている。
20/3期通期の連結業績予想について 、当研究所は会社計画と同額に修正する。会社計画は3Qを終えた段階での修正であり、違和感のない水準と判断した 。
当研究所は翌21/3期の連結業績予想も修正、売上高は274億円→265億円(前期比2%増)、営業利益は21億円→22億円(同4%増)とする。受注が減速している状況を勘案し売上高を 引き下げるが、各種施策による採算改善が継続するとみて営業利益は引き上げる。なお、新型肺炎のまん延により企業活動が長期間にわたり停滞するようなら、顧客が対応に追われIT投資を先送りする可能性もあるが、現時点では収束時期が見えないこともあり、大きな影響は想定していない。

3Q累計は微減収 、3割強の営業増益
20/3期3Q累計の連結業績は売上高が前年同期比1%減の195億円、営業利益は同33%増の17億円 。サイバーセキュリティ製品の販売やコンサルティング案件が伸びたものの、一部の大型プロジェクトの収束などでシステム運営管理やソフトウェア開発が振るわず微減収となった。一方、積極的な営業活動の推進、プロジェクト管理体制の強化、サイバーセキュリティやDX関連の高付加価値分野への技術者のシフトといった各種施策が奏功。ソフトウェア開発で好採算の大型プロジェクトが継続したことも、大幅営業増益に寄与した 。

 

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