Cominix<3173>国内外で販売ネットワークを拡充、経営基盤強化が進む

2020/01/09

国内外で販売ネットワークを拡充、経営基盤強化が進む

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 高田 悟

上期は大幅営業減益、20/3期計画は中間時点で下方修正
20/3期上期(4-9月)の営業利益は前年同期比30.8%減の354百万円となった。 新規顧客開拓や新商材拡販などにより光製品事業が増収となった。しかし、米中貿易摩擦の影響などに伴う外部環境悪化から柱の切削工具事業及び海外事業(売上比重の高い中国やタイなどが悪化)が減収となり、高採算の耐摩工具事業が前年の大口設備投資案件の剥落や主要取引先が価格カルテル課徴金の影響から発注に慎重となった影響で大幅減収となったことなどから同4.4%減収となった。独自商材のCominix商材販売比重増から粗利率はアップした。しかし、売上減少に伴う売上総利益減少や人員増に伴う販管費増加影響などが大きく大幅減益。上期は期初予想未達となり、通期営業利益計画は2.27億円下方修正。20/3期は期初の増益予想が2桁営業減益見通しに転じた。

20/3期業績は一旦悪化も21/3期は成長基調に戻るとみる
自動車生産が伸び悩み、工作機械受注は前年割れが続き、機械工具生産にも鈍化がみられるなど当社を取り巻く事業環境は厳しさを増す。ただし、今期に入り静岡と甲府に切削工具事業の営業拠点を新設。海外はインドなど新興国を中心に新たに4拠点を開設し日系メーカーの海外拠点の開拓強化を図る。また、独自商材の拡充、テクニカルセンター・管理業務のIT化の推進など経営基盤の強化にも余念がない。20/3期は事業環境悪化の中での成長投資維持から一旦業績は悪化する。しかし、21/3期は外部環境が厳しくても過去の成長投資(18年の名古屋ロジスティクスセンター開設や相次ぐ拠点新設など)が実り、競争力強化に伴うシェア拡大を支えに成長基調に戻ると筆者はみている。

 

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