アサンテ<6073>トップラインは弱いが、生産性向上で着実な増益を確保

2020/01/07

トップラインは弱いが、生産性向上で着実な増益を確保

アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

売上高の計画未達を人件費の下振れなどで吸収
20/3期2Q累計(4-9月)業績は、売上高82.3億円(前年同期比2.8%増)、営業利益17.7億円(同7.3%増)。 春先が冷え込み白蟻の群飛が例年より遅くなり 、広告宣伝のタイミングが噛み合わなかったことなどから売上高は計画を3.2億円下回ったが、予想以上に採用が厳しく期中平均人員数が996人(同39人減)と減少したことによる人件費の下振れで吸収し、営業利益は計画を逆に0.3億円上回った。
月次開示による10-11月の売上高は22.4億円(前年同期比6.7%減と台風19号や消費増税の影響により下期も厳しい出足となっており、通期の売上高は計画を6億円余り下回るとみる。 通期の利益計画の達成は難しいだろうが、上期同様、人件費の下振れで売上高の未達の相当部分を吸収し、着実な増益は可能とみる。

人員数、支店開設の動向を注視したい
採用環境は1Q(4-6月)が最も厳しかったとしており、最悪期は脱したようである 。新規採用人員は戦力化に時間を要し費用先行となるため、採用の苦戦は生産性向上をもたらし短期的な利益にはプラスの面がある。とはいえ、 労働集約性が高い業態であり、人員数の伸び悩みは中長期的な成長に当然マイナスに働く。オリンピック関連の求人の一巡や景気減速などで労働需給逼迫が緩和することに期待したい。
当社の成長戦略の柱の一つである西日本への営業エリア拡大のための支店開設は、2015年4月の奈良支店開設を最後に途絶えている。昨年9月には試験的に農協との提携を伴わない形で阪神営業所を開設するなど新たな取組みを模索している。今後の動向を注視したい。

 

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