ファーマライズホールディングス<2796>調剤薬局事業の収益回復を確認

2019/12/20

調剤薬局事業の収益回復を確認
リサーチノート
(株)QUICK  真下 弘司

技術料を着実に獲得し1Q は収益回復
20/5期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比横ばいの129億円、営業損益は1.1億円の利益(前年同期は12百万円の損失)、物品売却益など営業外損益の改善とグループ再編に伴う税効果会計の影響等から法人税等調整額-4.4億円を計上し純損益は4.6億円の利益(同1.1億円の損失)。前期までに実施した不採算店舗閉鎖の影響で売上高は横ばい。18年4月の診療報酬・薬価改定の影響が一巡、調剤薬局事業における技術料の着実な獲得により収益回復。
セグメント別にみると調剤薬局事業は売上高が同2%増の102億円、セグメント利益(全社費用等控除前)は同3.7倍の2.0億円。引き続き地域医療(在宅医療・施設調剤)の実施や後発医薬品推進などかかりつけ薬局となるための取り組みを実施。処方せん枚数は減少したが、技術料を着実に獲得。物販事業は売上高が同5%減の23億円、セグメント損益は52百万円の損失(前年同期は38百万円の損失)。コンビニエンスストアおよびドラッグストアが依然採算改善の途上にあること、天候不順も響いた。医学資料保管・管理事業の売上高は同6%減の1.6億円、セグメント利益は同45%減の12百万円、医療モール経営事業の売上高は同横ばいの1.3億円、セグメント利益は同横ばいの24百万円だった。

20/5期会社計画・予想を修正、21/5期は据え置き
20/5期通期の連結業績に関して会社側は、売上高が525億円→524億円(前期比1%増)、営業利益は8.6億円→8.7億円(同36%増)、純利益は1.0億円→3.9億円(19/5期は23百万円)と見直した。1Qの実績と計画(非開示)との差分を反映し売上高を減額したが、営業利益と純利益は増額。QUICK 企業価値研究所予想の20/5期通期の連結業績は、売上高の528 億円(前期比2%増)と営業利益の8.8億円(同38%増)に変更はないが、純利益は1.2 億円→5.4億円と修正。続く21/5期は、売上高が前期比横ばいの528億円、営業利益は同横ばいの8.8 億円、純利益は同74%減の1.4億円。1Q の業績は概ね想定通り推移しており、20/5期の売上高・営業利益および21/5期の予想は据え置く。グループ再編等の影響を新たに織り込み20/5期の純利益予想を増額。21/5期は20年4月に予定されている診療報酬・薬価改定の影響で売上高・営業利益は20/5期並みを予想する。

 

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