IDホールディングス<4709>プロジェクト管理体制の強化などで採算改善が進展

2019/12/17

プロジェクト管理体制の強化などで採算改善が進展
アップデートレポート
(株)QUICK   前田 俊明

上期は58%営業増益。プロジェクト管理の強化などが奏功
20/3期上期の連結営業利益は前年同期比58%増の11.6億円。売上高は前年同期並みの132億円にとどまったが、プロジェクト管理体制の強化、サイバーセキュリティやDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の高付加価値分野への技術者のシフトなど各種施策が奏功。ソフトウェア開発での好採算の大型案件の一部が継続したこともあり、大幅増益で着地した。期初公表の上期計画(売上高133億円、営業利益7.4億円)に対し、売上高はわずかに足りなかったが、営業利益は大きく上回った。

20/3期は微増収 、20%営業増益を予想
QUICK企業価値研究所は20/3期通期の連結業績予想について、売上高は 266 億円(前期比微増)を据え置き、営業利益は16.7億円→20.0億円(同20%増)に引き上げる。上期はシステム運営管理とソフトウェア開発が伸び悩んだものの、下期は公共関連案件などで巻き返しを見込むほか、サイバーセキュリティ・コンサルティング・教育が伸びていることから、売上高は従来予想を確保できると判断した。利益面では、プロジェクト管理体制の強化などで採算改善が進んでおり、上期は想定以上の利益水準だった。教育費用など将来の成長を見据えた費用が増えるが、従来予想を大幅に上回ろう。売上高、営業利益ともに過去最高の更新が続く見通し。

3カ年の中期経営計画を推進中
同社は20/3期を初年度とする3カ年の中期経営計画「Next 50EpisodeⅠ覚醒(Awakening)!」を始動している。19年10月に創立50周年を迎え、新中計の3年間を新たな50年の飛躍の基盤を作るための期間と位置づけ、将来の成長を見据えた戦略を実行。企業価値を向上させながら、安定的かつ継続的な株主還元を実施する。新中計の重点数値目標として、最終年度の22/3期に売上高300億円、営業利益18.5億円、営業利益率6.2%を計画する。

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