エイジア<2352>クラウドサービスの拡大を見込む

2019/12/13

クラウドサービスの拡大を見込む
アップデートレポート
(株)QUICK   前田 俊明

上期は13%増収、18%営業増益
20/3期上期の連結業績は売上高が前年同期比13%増の8.8億円、営業利益は同18%増の1.8億円。好採算のクラウドサービスを中心に中核のアプリケーション事業が拡大した。コンサルティング事業とEC事業の営業損益が悪化したものの、2割近い営業増益。売上高、営業利益ともに上期として過去最高を更新した。期初公表の上期計画(売上高9.1億円、営業利益1.8 億円)との比較では、コンサルティングとECの両事業が計画に届かず売上高は若干の未達ながら、好採算のアプリケーション事業が計画を上回ったことから、営業利益は達成した。

「ASP」、「SaaS」のアカウント数は2桁増加
クラウドサービス に は廉価プラン の 「ASP」と高価格帯プランの「SaaS」があり、「SaaS」は大型案件が前倒しで進捗したことに加え、ストック収益である月額売上げの積み上げが進捗。初期売上げや月額売上げが大きく伸びた。同社がKPI(重要経営指標)とするクラウドサービスのアカウント数(契約件数)は「ASP」が前年同期末比14%増の
974件、「SaaS」が同13%増の212件といずれも2桁増加した。解約率は「ASP」が14.5%、「SaaS」が2.3%といずれも前年同期末に比べ低下した。なお、「SaaS」に比べ「ASP」の解約率が高いのはスポット契約(期間利用)も多いため。

20/3期は13%増収、21%営業増益を見込む
20/3期通期の連結業績についてQUICK企業価値研究所は売上高19.2億円(前期比13%増)、営業利益4.5億円(同21%増)を予想する。コンサルティング事業は顧客都合による解約などから、EC事業はゴールデンウィーク後の販売が振るわず、上期は想定を下回る進捗。復調にはしばらく時間がかかると判断し、全体で売上高は0.4億円減額する。一方、利益は据え置く。アプリケーション事業は好採算のクラウドサービスが解約率の低下もあって想定以上に伸びており、従来予想の利益を確保できると判断した。引き続きクラウドサービスが業績拡大を牽引する見通し。

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