いちご<2337>鑑定評価を大幅に上回る価格での物件売却が継続

2019/11/19

鑑定評価を大幅に上回る価格での物件売却が継続
アップデートレポート
㈱アイフィスジャパン  堀部 吉胤

物件売却価格は想定よりも強含みで推移
20/2期2Q累計(3-8月)決算は、売上高461億円(前年同期比 77.1%増)、営業利益 151億円(同57.8%増)。19/2期の物件売却が下期偏重だったのに対し、今期は不動産売買市場にやや陰りがみられるとの認識のもと物件売却を前倒しで進め 、売却粗利96億円(同41 億円増)を計上し大幅増益となった。実際の今年の不動産売買市場は米国の利上げ打止めを受けた長期金利低下(9月以降反転もマイナス圏)などを受け、むしろ再加熱しており売却価格は想定よりも強含みで推移している。事業環境が供給過剰などで悪化しているホテルの売却が多かったにもかかわらず、得意のバリューアップの成果により売却粗利益率は29%と高水準を持続した。増収率に比べ営業増益率が抑えられたのは、事業拡大のための人員増や IT 投資などの先行投資負担などによる 。

潤沢な含み益が温存されており、業績は堅調に推移しよう
良好な物件売却 環境の裏返しとして物件の取得競争は非常に厳しい状態が続いているが、今上期の仕入れは458億円と昨年から追いかけてきた物件がいくつか成約に結びついたことなどから好調。期末までには600億円程度の目処が付いているとしている 。
8月末の保有不動産(メガソーラー施設を含まず)の鑑定評価上の含み益は493億円。直近4年半の売却では鑑定評価上の含み益の2.4倍の売却益を実現しており、実態としては1,000億円超の含み益があるとみられる。20/2期業績は物件売却額が想定よりも強含みで推移しているため先行投資費用を吸収し、各段階利益で前期比微増益を確保しよう。21/2期業績も潤沢な含み益の実現などにより増益となろう。

 

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