AOI TYO Holdings<3975>20/12期には収益押し下げ要因解消で、業績は復調へ

2019/11/11

20/12期には収益押し下げ要因解消で、業績は復調へ
アップデートレポート
(株)QUICK  清水 康之

テレビCM制作大手のAOI Pro.とTYOの共同持株会社
AOI TYO Holdings は、テレビCM制作大手のAOI Pro. とティー・ワイ・オーが経営統合に伴い17年1月に設立した共同持株会社。経営統合により業界トップに躍進。「動画広告事業」を主力に、「ソリューション事業」では、広告主との直接取引による複合的なメディア展開や、動画を活用したウェブプロモーションなど支援する。

上期は不採算子会社整理やプリント業務縮小等により減収減益
19/12期上期の連結業績は、売上高が前年同期比1%減の306億円、営業利益が同53%減の8億円だった。制作業務では、堅調なテレビCMに加え、インターネット広告などで配信する動画の取り扱いが拡大した。ただ、「ソリューション事業」における媒体(広告枠)売上が減少。不採算子会社の整理や、テレビ局へのオンライン納品普及に伴うプリント(複製)業務の減少などにより、全体の売上高は伸び悩んだ。利益面では、業務委託費の増加や昨秋稼働した新管理システムの減価償却費、追加開発費用などが利益を抑えた。期初の上期計画にも売上高で14 億円、営業利益で3億円届かなかった。

来期には注力するソリューションビジネスも本格化へ
上期の進捗を踏まえQUICK企業価値研究所は、5月時点の連結業績予想を減額、19/12期通期の営業利益を26 億円→23億円(前期比33%減)、20/12期通期の同利益を32億円→25 億円(同9%増)に、それぞれに引き下げた。今期は売上高が伸び悩む中、業務委託費や新管理システム関連費用の増加で減益だが、来期には、働き方改革に伴う受注抑制や、プリント業務減少など、近年の収益を押し下げていたいくつかの要因がいずれも解消に向かい、業績は復調に転じるとみる。注力するソリューションビジネスも本格化してこよう。

 

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