鳥羽洋行 (7472・JASDAQスタンダード)

2012/08/23

歴史は古いが取扱い商材は最先端、収益は増加基調
ベーシックレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 高田 悟

卓越した専門スキルと独自の直販体制が強み
工場の生産活動に必要不可欠な制御機器、FA機器、産業機器を取扱う産業界のパイオニア商社。空気圧機器の可能性にいち早く着目し、制御機器を軸に一時代を築く。近年は円高、少子化等を背景に生産工程の自動化を進めるFA機器が伸長。創業は100年を超えるが、最先端の産業ロボット等、時代にマッチした商材を取込み顧客の稼げるものづくりをサポート。従業員の卓越した専門スキルと独自の直販体制を強みに大手企業中心に強固な顧客基盤を築く。デジタル機器関連や自動車・車載関連が主な販売先。空洞化が叫ばれる中、従来の中国に加え本年5月にはタイへ進出、海外展開にも注力する。

13/3期1Qは順調に発進、通期会社計画過達を予想
13/3期は売上高200億円台回復、3期連続の増収増益を当社は目指す。利益成長は基幹業務システム導入費用増等から鈍化の想定。スタートの1Q(4-6月)に多機能携帯関連での設備投資拡大を追い風に通期営業利益計画の43%を遂行。順調な計画遂行に加え、堅調な自動車生産、旺盛な多機能携帯の需要など注力市場好調から通期計画過達が予想される。続く14/3期も多機能携帯・タブレッド端末市場開拓、新規・海外商材の取込み等により費用増を吸収し増益基調継続が見込まれる。

磐石な財務体質と積極的な株主還元が注目される
卓越した専門スキルに基づく提案型営業展開により粗利の水準は高く商社にしては相対的に高い営業利益率を維持。また、取扱い商材のリードタイムが短く、在庫率の低さがキャッシュフローに好影響を生むため、借入金はゼロで、自己資本比率は7割強と財務体質は強固。こうした中、配当性向は30%以上を維持。合わせて過去3期に亘り自己株式の取得を実施する等、積極的な株主還元が評価できる。

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