新田ゼラチン<4977>ヘルスサポート分野が値上げも寄与して好調に推移

2019/09/11

ヘルスサポート分野が値上げも寄与して好調に推移
アップデートレポート
(株)QUICK  伊藤 健悟

1Q は増収、大幅増益の滑り出しに
20/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比2%増の93億円、営業利益が同31%増の3.7億円となった。スペシャリティーズ分野が接着剤事業の再編で大幅な減収となったほか、フードソリューション分野も海外でのコラーゲンケーシングの競争激化などで伸び悩んだが、ヘルスサポート分野が国内・北米でのコラーゲンペプチドの好調と値上げの効果で売上高を伸ばし、連結全体で小幅増収に。営業利益は国内での販売好調と採算の改善で高い伸びをみせた。為替差損益の悪化で経常利益は減益だったが、特別損失の減少で純利益は大幅増となっている。

原料市況下落などもあって利益面で上方修正
20/3期通期の連結業績についてQUICK企業価値研究所では、売上高が前期比3%増の375 億円、営業利益が同67%増の15億円を予想する。健康・美容用途のコラーゲンペプチドの中国での販売減速などを織り込んで売上高を従来予想から若干下方修正したものの、想定以上の採算改善と円高メリットを織り込んで利益面では小幅上方修正した。前期比では、国内で美容用途のコラーゲンペプチドやコンビニ惣菜・冷凍食品向けゼラチン、業務用ゼラチンなどが販売を拡大するほか、北米の健康・美容用途のサプリメント向けコラーゲンペプチド、インドの医薬用・健康食品用カプセル向けゼラチンなども順調に推移する見通し。ただし純利益は、特別利益の減少で2 桁の減益となろう。翌21/3期は、期中に製造機能を含めて接着剤事業から完全に撤退するため、売上高は連結全体で前期並みにとどまるが、フードソリューション、ヘルスサポートの両分野は国内外での需要増で販売を着実に拡大し、営業増益基調が続くと予想する。

 

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